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3話 ページ4

体育館の中では、既にたくさんの人達がアップをしており、熱気が伝わってくる。

「人がいっぱいだ…!体育館でけぇっ…!
そして―――

エアーサロンパスのにおいっ……!!」

「チョット翔ちゃん緊張しすぎじゃない?」

「お上りさんかよ」

興奮と緊張が混じった声で、そう言う翔陽。
そんな翔陽を茶化す助っ人2人もとい泉と関向。

「だ…だってちゃんとした大会初めてだから…!夜だってそうだよな!?」

『うーん…俺はそこまで緊張してないかな…』

「えっ!?ほんとに?」

『うん。だって緊張しても仕方ないし、主将がそんなに緊張してて、俺が緊張してたら皆不安になっちゃうしね。』

「うぐっ…!」

「しっかりしろよ主将〜」

「わっ…わかってるよ!!」

『ふふ』

これで少しは緊張がほぐれるといいんだけど。

『さて…じゃあアップ始めようか』

「ホラー、副主将が仕切ってるよキャプテン」

「俺も今言おうとしたところなの!!!」

「はいはい」

それからまた少し駄弁っていると、辺りが少しざわついた。そして、現れたのは、
北川第一中学バレー部だった。

明らかに俺たちより一回り大きな選手達ばかり。応援の勢いも他校のところとは違う。
そしてどうやら北川第一は俺たちの初戦の相手のようだ。

これは…ひょっとしたらまずいのでは…

そう思い、翔陽の方を見てみると…
案の定トイレへと駆け込んでいた。

『あー………』

「あの…キャプテンは大丈夫でしょうか…」

後輩に心配されてるよ翔陽…

『まぁ大丈夫だと思う。とりあえずアップ続けよう』

少しして、泉と一緒に帰ってきた翔陽は、完全に顔付きが変わっていた。

よくわからないけど、緊張がどこかにいったのならなによりだ。

そして、試合開始のホイッスルが鳴り、試合が始まった。

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tayo(プロフ) - かなりさん» 初めまして!作者です!嬉しいお言葉の数々ありがとうございます!頑張ります! (2020年11月19日 11時) (レス) id: 7e591e202f (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 初めまして!この小説を初めて見つけて、読んでみたら、とても心にグッと来て、面白い小説だと感じました!!まだ、未熟な私ですが、これからも、体に気をつけて頑張って下さい!ずっと応援しています!そしてこれからも、この小説を愛していきます!! (2020年11月9日 22時) (レス) id: 05b2e9c122 (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - tayoさん» はい!応援してます!! (2020年4月19日 22時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
tayo(プロフ) - MiSoさん» 初めまして!作者です!優しいお言葉ありがとうございます!頑張ります! (2020年4月19日 22時) (レス) id: 11f4566d09 (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!!無理しないで更新頑張ってください!! (2020年3月31日 13時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tayo x他3人 | 作成日時:2020年1月20日 15時

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