烏の夜【ハイキュー!!】

24話 ページ25

そして迎えた試合当日。

ミーティングの時、影山に言われた、「お前が機能しなきゃ他の攻撃も総崩れになると思え」発言により、緊張しいの翔陽の緊張は日に日に増していき、日常生活にまで支障をきたすようになっていった。

現在は青城行きのバスの中。

なんとなく嫌な気配を察知した俺は、翔陽の隣の席に座っていた。
ちらっと翔陽の顔を見てみると、顔が真っ青になっていた。

『翔陽大丈夫か？ほらビニール袋。吐くならここに吐けよ』

「ありがとう夜...ちょっと昨日眠れなくて...
おえーーーーっぷ！！！」

『おーおー全部だしとけすっきりさせとけ。
あ、すいません翔陽吐いちゃったので途中でトイレ寄ってもらっていいですか？』

「いやなんでお前そんな冷静なの！？なんで黒いビニール袋都合良く持ってんの！？エスパーなの！？」

『え...。ゲロは慣れてますし、今日までの翔陽の様子見てなんとなくどっかで吐きそうだなって思って一応黒いビニール袋持ってました。多分エスパーではないです』

田中先輩からの怒涛の3連続ツッコミに驚きながらも、理由を答えると、なにこの子怖い！！と言われた。え、心外です。

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