一緒にいるだけで… 続き ページ2
目の前が歪んでくる。泣き顔を…それも二度目なんて見せたらファンに殺させれる。
逃げてしまおうか…でも足も震えて動けない。立ってるだけで精一杯だ。
始「顔を…あげてくれないか?」
『ごめんなさい…無理です。私、今すごい顔してるんで…』
始「…それでもいい。お願いだ。顔をあげてくれ…」
『…すみません。始さんの顔みたら涙、止まんなくなるんで…今以上に醜くなるんで駄目です。』
始「なら…これならどうだ?」
一瞬で暖かさに包まれた。おまけに始さんの息も近くで感じられる。仕事帰りのせいなのか少し香水の香りもする。ああ、抱き締められてんのか。
『…もっと駄目です。今、優しくしないでください…』
始「嫌だ。」
そう言ってもっときつく抱き締められる。
始「…なんでこんなになるまで言ってくれなかったんだ…」
『私は始さんにとって邪魔になってるのかと思ったので…』
始「馬鹿だろう…俺はお前が邪魔だなど微塵も思っていない。」
『じゃあ…なんで冷たかったんですか?教えてくれるだけまだいいけど…』
何言ってんだ自分。困らせるだけだろ。始さんため息ついてるし…
始「…Aにどう接すればいいのかわからなかったんだ。」
『今までと違ったじゃないですか…』
始「さっき春が言ったこと覚えてないか?」
『ごめんね?』
始「その後だ。」
『ごゆっくり?』
始「その前だな…」
他に春さん言ってたっけ?あ、もしかして
『…思い人のところですか?』
始「正解。お前を今までと違う目で見てしまったからどう接し方がわからなかった。だから冷たくなってしまった。これが答えだ。」
『…』
ビックリして涙止まった。
『私は嫌われた訳ではなかったと思っていいんですか?』
始「嫌うも何もずっと側にいたいぐらいなんだがな…」
『ッ!次は私に言わせてくれませんか…?』
始さんは短く「わかった」といい話をやめてくれた
『えっと…とにかくさっき春さんに言っていた事は全部本当でどうしようもなく好きです。でも…できれば今までと同じように一緒にいられるだけで幸せなので…一緒にいてくれますか…?』
始「了解。A好きになってくれてありがとう。これから離す気ないからな?」
『…お手柔らかにお願いします』
始「…A」
『はい』
始「愛してる。」
『〜!!?』
始「これ以上はまた今度な?」
『負けませんから!』
始「どうかな」
グダグタですがこれで終わりです。
ありがとうございました。
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美紀 - ツキウタの水無月涙君大好きです最高です (2019年2月8日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Loki | 作成日時:2018年8月22日 2時