過去編8 ページ9
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「…あれ、何処だここ。」
あのあと無我夢中で走り
知らない所まで来てしまった
ふと横を見ると
『立入禁止 警戒区域内』という看板が目に入る
「…警戒区域内に入っちゃったんだ私……」
走り疲れてその場にあった瓦礫の上に座った
「はあ…完全に出水に八つ当たりしちゃった…
…嫌われたかな…」
＿＿ウゥーーーーー
「！！」
『門発生 門発生
座標誘導誤差7.66
近隣の皆様はご注意ください』
警告が流れると同時に
目の前に発生した門からネイバーが出てくる
「ネイバーが…！」
トリガーを出そうとポケットに探るが
入ってたはずのトリガーがない
「…どうしよう……これじゃ…！」
死ぬの？
そんな事を考えてるうちに
ネイバーは私の方へと近づいてくる
「いやだ……来ないで…！」
「＿アステロイド！！！」
ドドドドド！！！
「！！」
私を捕まえようとしたネイバーは
急所を突かれ、そのまま前に倒れた
「無事か！？A！！」
「…出水…！」
ネイバーを倒したのは出水だった
「ばっっかやろう！！！
トリガーを持ってない奴がノコノコと
警戒区域内に入ってんじゃねえ！！！」
「っ！！」
近づいてくるなり
出水は私に怒鳴る
「…ご、ごめん…」
「バカ！！ほんっとにバカお前！！」
「なっ…そんなバカバカって……」
ガバッ
「……！」
気付くと
私は出水に抱きしめられていた
「…いず、み…？」
「……心配かけてんじゃねえよバカ…」
耳元に聞こえるのは
出水の震える声
「うん…」
「お前までいなくなったらどうすんだよ…｣
「うん…」
「…無事で良かった…！」
「うん……ごめん出水……！」
出水の温かさに
目から涙が溢れる
「出水……私、やっぱりボーダー辞めたくない…！」
「…ああ。」
「ずっと…みんなと一緒に、いたい…！！」
「ああ…！ずっといろ！！俺が絶対に守ってやる！！」
「…うう…！」
ああ神様
こんな私ですが
今だけ
今だけは
この人に甘えてもいいですか？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
か、過去編完結……！！
長かったぜ……！！
この場面ずっと書きたかったので
やっと書けて嬉しいです( ˆoˆ )/
しかし本編はまだ完結はしていないので
これからもどうか応援よろしくお願いします！
コメントも待ってます！！
by ひいらぎ
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君原 叶 - 凄く面白かったです！続き心待ちにしてます！ (2019年10月21日 0時) (
レス) id: a2a658159b (このIDを非表示/違反報告)
MIDU - 続き待ってます！ (2018年2月21日 17時) (レス) id: 1ff7a34bf7 (このIDを非表示/違反報告)
らら - 続き待ってます！ (2017年8月22日 12時) (レス) id: 0633731848 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説大好きです！ 更新楽しみにして待ってます！ (2016年7月14日 0時) (レス) id: 442dd19c2d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ@どうでもいいけどマカロン食べたい - 高校入りたて？ですか？私高2なんですけど、入ったばっかりはキツかったです( ° д°)←無理しない程度に頑張って下さいね！長文失礼しました！ (2015年10月17日 15時) (レス) id: 0f3db15462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひいらぎ | 作成日時：2015年2月26日 19時
