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〜恐怖の館・図書館〜
「あ〜ぁ。割れちゃった」
自分が水晶を割った本人であるにも関わらず、りおんは面白くなさそうに割れた水晶を眺める。
「退屈」
人形も何もない、血が染みついた館は静まり返っていて、りおんにはつまらないものらしかった。
ずっと悲鳴が響いていたこの館にとっては静かなものなのかもしれない。
「涼……太、くん……」
水晶のほうから声がしてふとりおんが顔を向けると、そこには着物を着た小さな女の子が
横たわっていた。
りおんの口の端が二ィと吊り上る。
「面白いもんみーっけ」
そういって女の子の額に触れ、りおんはその子の『記憶』を見始めた。
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ひか(プロフ) - わああああああ…すっごいゾクゾクした!でもすっごい面白かったです! (2014年3月7日 17時) (レス) id: b8125e9bd0 (このIDを非表示/違反報告)
akka(プロフ) - 美久さん» 楽しんでもらえてよかったです! (2014年3月2日 22時) (レス) id: 5dd99b923e (このIDを非表示/違反報告)
美久 - ホラー話は大好き!楽しい (2014年3月2日 12時) (携帯から) (レス) id: 306c95e2d9 (このIDを非表示/違反報告)
akka(プロフ) - 雷羅さん» じゃあ、頑張ってみます!w (2014年1月27日 20時) (レス) id: 5dd99b923e (このIDを非表示/違反報告)
雷羅(プロフ) - お疲れ様でした!ぜひ、またakkaさんのホラーが読みたいです! (2014年1月27日 18時) (レス) id: 7abb299694 (このIDを非表示/違反報告)
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