溺れ、狂う… (ページ10)

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慌ただしい朝ﾐﾉside ページ10

遡ること数分前。僕は、平凡な朝を迎えていた。

゛今日は、何しようかな～♪゛

起きてすぐ、頭に浮かんだのは、そんな疑問。

僕は、ウキウキした気持ちで、部屋を出ると、台所に向かった。

そんな時だった。

゛ドンドン゛

玄関のドアを叩く、大きな音と

「お～い、開けろ～。」

というマネヒョンの声。

゛今日は、僕達全員オフじゃなかったっけ。゛

そんな疑問を胸に、玄関に近づくと、鍵を開けた。

ﾏﾈ「はよっ。なんだ、みんなまだ寝てんのか？？」

相変わらず、朝から元気なマネヒョンは、僕のパジャマ姿と、静まり返ったリビングの様子を見て、そう言った。

mh「えっ？あ…はい…。」

僕がそう答えると、マネヒョンは、そうか、と笑った。

そして、

ﾏﾈ「今日さ、お前らの、新しい専属メイクさんが来るんだよ。」

と、言った。

mh「は、はぁ…。」

突然のことで、リアクションに困った僕は、それしか言えなかった。

ﾏﾈ「と、言うわけで、迎えに行ってくるから、メンバーによろしくな。」

僕の反応を気にせず、彼は、ポンと肩を叩くと、それだけ言って、宿舎を出て行った。

゛よろしくって……。゛

僕は、仕方なく二階に向かうと、事情を話して、一人一人起こし始めた。

みんな、オフの日に早く起こされて、不満げだったけど、仕方なく起きてくれた。

…………一人を除いては。