溺れ、狂う… (ページ8)

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ふざけんな youside ページ8

私は、今、凄く怒っている。

原因は、あの、ふざけたマネージャーのふざけた一言だ。

ﾏﾈ「あー、それと、家政婦兼ということだからなっ！」

は…？

聞いてない………。

聞いてねーよおおおお！！！

ふ・ざ・け・ん・なっ！！！

私が、いらいらしながら、家事をこなしていると、後ろから視線を感じた。

少しだけ後ろを見ると、テミン君が、こっちをじーっと見ている。

゛今は、話たくないし、無視しよ。゛

そう思った私が、見なかったことにして、家事を続けていると、

tm「あのぉ～、もしかして、家政婦さんの話、聞いてませんでしたか。」

意を決したように、話掛けてきた。

゛頑張って話し掛けてくれたのは、いいけど………、

なんで、そーゆー火に油を注ぐようなこと言うかな～！゛

私は、その発言のせいで、ますます腹立たしい気持ちになっていたが、努めて冷静な口調で、

「ええ。聞いてませんよ？」

と、言った。

tm「………。」

それっきり、テミン君は、黙ってしまった。

また、目だけで後ろを見ると、苦々しい顔をしながら、テミン君がテレビのリモコンを手にとるのが見えた。

゛やっと黙ったか…。゛

そんな事を考えながら、大量の汚れた茶碗を洗おうとした私だったが、ふと、一週間前の事が気になって、つい話し掛けてしまった。

tm「……。」

相変わらず、彼は黙っている。

゛も～、なによ！゛

自分から話し掛けてしまった事と、無視されたことに腹立たしさを感じながら、チラッと後ろを見てみた。

「…ふふっ…。」

思わず、笑ってしまった。

そこには、リモコンを片手に、変な体制で固まっているテミン君がいたからだ。

カァーッと、赤くなった彼は、私が見ていることに気付くと更に頬を赤くして、リモコンを上げたり下げたりと、意味不明な行動をとり始めた。

「ふっ、ふはははは。」

テミン君の奇行の面白さに、耐えきれなくなった私は、気付くと爆笑していた。

tm「あ…あははは」

初め、気まずそうにしていたテミン君も、気付くと大笑いしていて、しばらく私達は、笑い会っていた。