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やはり、昨日の心配はむなしかったのだった。
イチゴの、真っ赤な目。
アオの、遠くを見つめる目。
いつもなら明るくキラキラした目が、ぼぅっとしていた。
アオに声をかけようとして、やめた。
私は、アオのことは好きになれない。
アオは、荒れていた。
それで、少しおせっかいなおばさんと、
同意するおじさんを、いつも下げずんだ目で見ていた。
それを見るたび、生まれた時から親のいない私は、
幸せに思えないのだろうか、と、嫌な気持ちになった。
だから、少し、ほんの少しだけ、スッキリした顔をしていたのかも。
わたしは、こんなことを考えている自分に身震いした。
いけない。しっかりしないと。
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アノカ - いいね〜〜〜〜 (2016年11月2日 16時) (
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作者名：愛生柚 | 作成日時：2016年10月29日 17時
