10年ぶりの ６ ページ40
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スンヒョンは…
私の手をとって
薬指のリングに、キスをした
その瞬間
私のドキドキも…大きくなる
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どちらともなく抱きしめあうと…
お互いのぬくもりと
心臓の音が
少しずつ…溶けあって
心地いい
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タプ「…Aに似てるほうがいいな……」
スンヒョンが、何かつぶやいた
A「え？」
けど、よく聞こえなくて…
体を離して、聞き返す
タプ「…なんでもない！」
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恥ずかしそうに、両手で顔をおおうスンヒョン…
自分の言ったことに照れてるの？(笑)
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A「何よ〜？
言っ…ん」
私の笑い声は
スンヒョンの唇に閉ざされた
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口の…中に
ワインの香りが広がる――…
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A「・・・・っは・・・」
目を開けると
スンヒョンが…愛おしそうに
私を見つめていて
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『いつかの話だよ』
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そう…囁かれて
頬をそっとなぞられる…
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今…その目には
私だけがうつっていて
私の目にも
心の中にも
スンヒョンだけ・・・
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そのまま…私たちは
ソファに沈み込んだ―――…
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――1月4日――
A「本当に…お世話になりました」
タプ母「またいつでもいらっしゃい(^^)あの子のこと、よろしくね？」
A「はい」
ヘユンが空港まで見送ってくれると言うので
オンマには、玄関で挨拶をした
家を出ようとすると
タプ母「…Aさん」
A「はい？」
ふいに呼び止められて、振り返る
タプ母「近いうちに…戻って来る予定は、あるのかしら？」
A「・・・・え？」
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ヘユン「A、行くよ〜？！」
外からヘユンの声がして、ハッとする
A「あ・・・」
タプ母「あぁ…いいの、行ってちょうだい？」
A「はい…ありがとうございました！」
もう一度お辞儀をしてから…
家を出て、タクシーに乗り込んだ
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ヘユン「A？どうかした？」
A「え？…ううん
…来て、よかったなって」
ヘユン「でしょ？次はあたしが日本に行くからね！(^-^)v」
A「ふふ、待ってる(^^)」
・
ソウルの寒空を見上げながら…
私は…胸の中の
温かい気持ちを
そっと、抱きしめた……
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10年ぶりの☆end
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あきら(プロフ) - BB.TOPeriさん» BBTOPeriさん、めっちゃ嬉しいお言葉です〜ｱﾘｶﾞﾄｳございます!(涙)よければ他2作も読んでくださいね(^^) (2013年3月6日 22時) (携帯から) (
レス) id: 39a128f701 (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - はむさんさん» はむさんｱﾘｶﾞﾄｳございます!妄想全開ですが(笑)楽しんでいただけて良かったです☆ (2012年11月19日 1時) (携帯から) (レス) id: 39a128f701 (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - BLA:STさん» BLASTさんｱﾘｶﾞﾄｳございます!タプ男ならぬタプ犬くらいの気持ちで読んでいただけたら幸いです(笑) (2012年11月3日 0時) (携帯から) (レス) id: 39a128f701 (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - ゆみﾁｬﾝ☆さん» ゆみﾁｬﾝさんｱﾘｶﾞﾄｳございます!番外編はｶｽﾐｱｯﾊﾟ〜になりそうにないですが(苦笑)良ければ読んでください☆ (2012年11月3日 0時) (携帯から) (レス) id: 39a128f701 (このIDを非表示/違反報告)
BLA:ST - はじめまして^^ キャー、タプ男さんが とっても素敵でした。続編 ぜひぜひ読んでみたいです^^! (2012年10月31日 13時) (携帯から) (レス) id: 64b7aafa3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきら | 作成日時：2012年10月28日 2時
