★SWEET DESTINY★pt.３

10年ぶりの ２ ページ36

スンヒョンはオンマが大好きだから、嫌われたくないな…

…なんて

出発前から
不安だったんだけど


・

タプ母「まぁまぁ、Aさんいらっしゃい！」


笑顔で出迎えてくれて…ほっとした


・


A「お久しぶりです。新年明けましておめでとうございます。あの、これ…」

作ってきた焼き菓子を差し出すと

タプ母「Aさんのお菓子、久しぶりね！パティシエなんでしょう？
忙しいでしょうに…スンヒョンが迷惑かけてない？あの子、日本でちゃんとしてる？」


こっちから挨拶する前に
それはもう、付き合ってるていで会話が進む…


最悪…ドラマでよくあるような
いびられることも想像してたから


…一気に脱力(苦笑)


『だから言ったでしょ？』
なんて表情で、ヘユンにも目配せされた

・

日本と違って、韓国は旧正月があるから
新年も2日からは普段のとおりで(じゃなかったら、さすがにお邪魔できないよね(^_^;)

・

スンヒョンのアッパは仕事だし
スンヒョンも例外なく…

・

夜には帰ってくると言うから

ひと息ついたあと、夕食の支度を手伝っていると――…

・

ヘユン「ねえ、オンマ？
こうしてるとA、ホントにお嫁さんみたいじゃない？」

A「えっ？！」

ちょっ…いきなり何？！(@_@;;

タプ母「あら〜、よくわからない子が家に来るくらいなら、Aさんにお嫁に来てほしいわぁ(^^)」

A「はは…(苦笑)」

二人とも…息子がアイドルだってこと忘れてるんじゃ(^_^;


・
・


しばらくして、スンヒョンが帰ってきた

タプ「A〜♪(^ω^)」

台所までパタパタとかけよってくる

しっぽが見えるよ…スンヒョン(笑)

A「おかえり(^^)」

タプ「ただいま〜♪いらっしゃい♪明けましておめでとう！」

ヘユン「(忙しい奴…)」

A「ふふ(笑)」


・
・


ほどなくスンヒョンのアッパも帰ってきて

チェ家、全員集合！
美形ぞろいでまぶしい…(笑)

こうして見ると
スンヒョンはオンマに似てるんだなぁ…

・

皆でわいわいと食事をする


一家団らんの図に、私もまぜてもらって…


家族の一員になったみたいで

・


いいな…


この、あったかい雰囲気


なんだか…ぽかぽかした気持ちになる


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