★SWEET DESTINY★

安心するのは（あなた） ページ14

〜スタジオ〜

A「･･･で3層になっていて、とても手が込んでいるんですよ。見た目もバラをイメージしていて、食べるのがもったいないくらい綺麗です。店長の力作です！」

キャスター「お話だけでもお腹がすいてきますね〜！さきほどの映像のケーキもとってもおいしそうでしたしね！」

ヒトミ「みなさん‘Degel’の期間限定ケーキ、ぜひ食べにお越しください！」
A･ヒトミ「お待ちしてます♪」

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ヒトミ「あ〜、終わりましたあ〜！(≧∇≦)」

A「ヒトミちゃんおつかれさま(＾＾)」

なんとか宣伝を終えて、ふたりで笑顔をかわした

ヒトミ｢A先輩最高でした！なんであんなに冷静に対応できるんですか？！」

A「顔に出ないだけよ(苦笑)」

ヒトミ「も〜！先輩カッコイイ！一生ついていきます！」

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はあ････

本当に･･･さっきはどうなるかと思ったけど


あのとき――――


ぶつかった男の子が…つぶやいたのが…韓国語で

まわりの…仲間と思しき人たちも
韓国語で話すのを聞いたら

急になつかしさがこみあげて…
自分が落ち着きを取り戻していくのを…感じた


冷静になって見たら
私たちより、この男の子がイチバン困ってるし(^^; 微笑


『ケンチャナヨ』
と、大人の対応をして


『もしよかったら、ケーキ食べにきてくださいね』

…なんて、名刺まで渡して

少し調子に乗りすぎたかな？

まぁ、同郷のよしみってことで…ふふ(^^)

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・

日本に来てから、もう10年たつし


今の環境は大好きだけど―――


やっぱり･･･心安らげるのは


生まれ育った場所なんだなぁ････


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