30 相談 ページ30
『りょうさん、私どうしたらいいんでしょうか…』
り「恋やね」
キリッとしながら俯く私にそう言った
先日白濱さんに「好きだよ」発言をされ
りょうさんに相談したのだ
あの時は無駄なことを言わなかったので地雷を踏まずに済んだが
もしあの時『好きってどっちのですか?』とか言ってたら人生終わってたと思う
よく思い返せば迷う事なんて何もない
白濱さんが私に対して緊張したそぶりなんか見せたことないし
あの時の深呼吸は多分、私に嫌なことを思い出させてしまうんじゃないか
って言う配慮だと思う
一瞬でも自惚れた自分が恥ずかしい
り「でもAちゃん」
『はい』
り「自分の気持ちには素直に生きた方がえーよ?」
『…それは、そうですけど……私なんか白濱さんにとって子供じゃないですか…?』
り「子供じゃないよ、ちゃんと女の人。
でももし、しらはんがそういう風に見てくれてないんやったら
今からでも振り向かせてやればえーやん!」
『出来ますかね…』
り「出来る!Aちゃんはできる子やけ、応援しとるよ?」
りょうさんは私の頭を撫で、元気づけてくれた
り「何でもえーから相談してね。一緒に考えたりできるけー、力になれるよ」
『…はい!私頑張ります!』
り「ん!応援してる!」
『ありがとうございます、りょうさん!』
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作者名:暇な洋介 | 作成日時:2020年10月23日 17時