29 勘違い ページ29
KARASUside
朝からしらはんが唸っている
か「なにあれ」
しらはんの目の前で笑い転げているゆーま君に声をかけた
ゆ「なんかｗｗｗｗｗｗｗｗｗしらｗはまがｗｗｗｗｗｗｗｗ」
か「うん、聞き取りづらい」
ゆ「Aちゃんにｗｗｗｗｗｗｗｗ告白ｗｗしたんやけどｗｗｗｗ
スルーされててｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
か「あーうん、聞き取りづらいけどわかったわ。
しらはんまじで？」
声をかけるとゆっくり頭を持ち上げ頷いた
し「なんか、「好き」の意味が家族愛だと思ってるみたいで
俺もゆーちんもからすくんも同じくらい好きだって言われた」
か「実質フラれてもうてるやん」
し「…」
か「冗談やって！！そんな落ち込まんでよ！
伝わってないだけでまだ希望はあるって！！」
し「…そうだね……」
か「しらはん元気出して！！！」
俺2人がくっつくん楽しみにしてるし
何ならそうなるもんやと思って生きてきたんやけど？？？
ここでしらはんの心が折れて半永久的に…とか
俺もゆーま君もりょー君も望んでないて！
ゆ「白濱ぁ」
いつの間にか笑い終えていたゆーま君がしらはんの肩をたたいた
ゆ「俺らは応援しとるしちゃんと振られたわけでもないやろ？
つか振られても無理やり振り向かせるぐらいの勢いでいったらええやん」
し「…無理。俺そんな強くなれんよ」
膝を抱えて顔を埋めてしまったしらはん
か「…せめてもう一回だけ。今度はちゃんと伝わるように。な？」
ゆ「絶対大丈夫。白濱はできる子や」
し「ゆーちんからかわんで」
ゆ「ごめんｗｗｗ」
しらはんがどれだけ鈍感なのかは知らないけど
Aちゃんって明らかにしらはんの事大好きだし
返事なんていいものしか返ってこないに決まっている
ゆーま君やりょー君もそれは分かってる
俺だってそのぐらい普通に過ごしてるだけでもわかる
なのにこの2人、全く気付いてないって何？！
Aちゃんはちょっと抜けてるところがあるけど
しらはんはいつも俺らをまとめてくれる、しっかり者
何でこういう事に限って恐ろしく阿保なん？
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作者名：暇な洋介 | 作成日時：2020年10月23日 17時
