You will be dropped[SHIRAHAN] (ページ11)

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11　新生活ページ11

白濱さんの家の居候になって1週間

それなりに慣れ始めてきた

初めは白濱さんの生活リズムを乱さない様

リビングで過ごさないようにしてたけど

し「普通に居ていいよｗなんなら喋ろ？ｗAちゃんの事知りたいし」

と笑いながら言われてしまった

し「読書好きなん？俺も好き」

『いいですよね！』

し「この本おすすめやけ読んでみて」

白濱さんに渡された一冊の本

『はいっ！』

ぱらぱらとめくりながら思わず頬が緩む

し「そんなに本好きなの？ｗ」

くすくす笑う白濱さん

『すごく好きです！だって楽しいですもん』

し「そっか、じゃあまた紹介するねｗ」

『ありがとうございます！』

し「他に好きなこととかないの？」

『絵を描いたり…音楽聴いたり…音痴ですけど歌うのも好きです』

し「ｗｗ聞いてみたいわｗ」

『えぇ…無理です…』

し「ｗｗｗｗｗｗ」

白濱さんは凄くフレンドリーで親しみやすい

読書とか趣味重なることもあって話すネタもある

し「前マネージャーやってたんやっけ」

『はい。辞めましたけど』

し「じゃあAちゃんさえよければ一緒に働かん？」

『え？！』

し「嫌ならえーよ？それはAちゃんの自由やけ」

『嫌とかじゃなくて、私でいいんですか？』

し「勿論。あぁでも、がっちり働くとかじゃなくてお手伝い？的な？
Aちゃん、ここに住んでんの気にしてそうやし」

白濱さんの言いたいことは分かるし、的を得ている

ここでタダで住まわせていただいていることに少し引っかかっている

はるくんは仲良かったし、家事出来ない人だったからwinwinだった

でも白濱さんは違う

家事も何でも自分でできる

はっきり言えば私はお荷物

わかってたけどね…

だからその打診はすごくうれしかった

し「だめ、かな？」

『だめじゃないです！むしろ、やらせてください！！』

し「よかったｗじゃあ明日一緒についてきて。
説明したい事たっくさんあるけーね」

にっこり笑う白濱さんが神様に見える