＊ ページ10
.
「えっと、冬弥の好きな所はね」
深呼吸して、息を整える。
「…まず、細かい気遣いができる所かな」
私は彰人から聞いた冬弥の図書委員エピソードを思い出した。何でも、とにかく神対応だったとか。
「あと、自分の才能に自惚れない努力家な所、決めつけない所、泣きぼくろとか…」
一呼吸置いて、私は続ける。
「やっぱり、歌ってる姿が凄くかっこいい」
「……っ」
私が言い終えると、鍵の開く音が聞こえた。
「…あ、開いた」
立ち上がって出口に向かう。さっき冬弥にべたべたに褒められまくったからか、気分が良かった。
その瞬間。
「…っうわ！？」
突然腕を引かれ、バランスを崩してそのまま冬弥の腕の中にすっぽり収まる。
「…？？どしたー？」
なんか冬弥ってハグ好きだな、前もしてきたし。彼なりの友情表現なんだろうか…いや彰人にしてるのは見たことないな。
「…ありがとう」
冬弥が私の頭を撫でる。
「Aの好きな所、当たり前すぎて一つ忘れていた」
「……？」
「誰よりも可愛らしい所、だ」
冬弥がふにゃ、と笑ったのが見えた。
〜〜〜
「さっきはああ言ったが、Aの好きな所ならいくらでも言える」
天然＆鈍感(個人的見解)なのである意味一番ヤバそうなキューティースマイル冬弥くんでした。
リクエスト募集中→←お互いの好きな所を五個言わないと出られない部屋／青柳冬弥
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 798人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かななな - いやもう墓下さい…😇😇てぇてぇすぎる&心臓ドッキドキですよ！？ (4月14日 17時) (
レス) @page8 id: deb57b45e3 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパーっって可愛いよね - あ、初コメ失礼します。胸の鼓動が止まらなくてもうあの世へ行きそうです。こんないい作品をありがとうございますm(*_ _)m (2022年6月16日 21時) (レス) @page3 id: 9d5f33456d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 最高すぎる。 胸の鼓動が止まらないんだけど！ それくらい、いいお話を書いてくださってありがとうございます。 (2022年6月16日 17時) (レス) @page17 id: eba8b36110 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こはねちゃん。肩トントンはあかん。萌えすぎて燃える。天使。 (2021年4月25日 22時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - うっわぐは…リクエスト応えてくださりありがとうございました！！！超よかったです！！切ない！最高！またいい感じの案が思い浮かんだらリクエストさせてもらいます！ありがとうございましたー！！これからも見ます！！ (2021年4月17日 23時) (レス) id: f3d3468a86 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほほほほ | 作成日時：2021年4月4日 23時
