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「…ん、」
彼の舌であろう物が、耳の中をちろちろと舐める。
「…っひ、んぅ…っ」
いつの間にか彼の手も尻尾を直接撫でており、耳と尻尾を同時に責められ情けない声が出る。
耳舐めに関しては完全なるこいつの趣味だろ。普通に触れよ変態が。
そう思っても、口に出せる程の余裕はない。これを気持ちいいと感じてしまっている自分もいるのだ。
「…っは、」
彰人が耳から口を離す。そして肩に置いていた手を私の後頭部に当てた。
そうそう、それでいいよ。尻尾は仕方ない、せめて耳くらい普通に触っ
「ん…っ」
「！？！？」
突然彰人が私に唇を重ねる。
なななな何してんだこいつ！！さっきより酷くなってるから！！
舌とかこそ入れてこないけど、彰人は唇を離そうとしない。
「〜っ、〜…！」
口を塞がれているので、声すら漏らせない。そのくせ尻尾は触られ続けるので、体の震えは収まらなかった。
一分長い…！はやく、はやく終われ…！
ぽん
「…っは」
やっと尻尾と猫耳が消え、彰人も私から口を離した。
二人で顔を見合わせる。
「……」
彰人は気まずそうに私から目を逸らし、スカートの中に入れていた手をすすす、と引いた。
「…鍵、開いたぞ」
「……」
「…あー…立てるか？」
差し伸べられた手をこれでもかというくらい強く握る。
「い…っ」
痛そうに顔を歪める彰人。
「…彰人」
「…何だよ」
「あのね？キスっていうのは好きな人にするものだよ。分かる？誰彼構わずするものじゃないの」
「…それは、本当に悪かった。…でも、オレは」
頭が整理されてきて、恥ずかしさがこみ上げる。
「…もっと自分を大切にしろ!!!!」
赤くなった顔を見られないうちに、私は彰人に背を向け出口に急いだ。
「…お前だよ、バカ」
彼がそう呟いたことなんて私は知らなかった。
〜〜〜
(何してんだよオレ同意なしにキスなんかしてバカはオレだろバカバカバカ)
三十分くらい顔真っ赤で動けない彰人くんでした。
いや、私何書いてたんでしょうね。
ほんと。
…ちゃんみお様、リクエストありがとうございました！
俺のモノ／神代類 雨様リク→←猫耳・尻尾を一分間触られないと出られない部屋／東雲彰人 ちゃんみお様リク
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かななな - いやもう墓下さい…😇😇てぇてぇすぎる&心臓ドッキドキですよ！？ (4月14日 17時) (
レス) @page8 id: deb57b45e3 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパーっって可愛いよね - あ、初コメ失礼します。胸の鼓動が止まらなくてもうあの世へ行きそうです。こんないい作品をありがとうございますm(*_ _)m (2022年6月16日 21時) (レス) @page3 id: 9d5f33456d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 最高すぎる。 胸の鼓動が止まらないんだけど！ それくらい、いいお話を書いてくださってありがとうございます。 (2022年6月16日 17時) (レス) @page17 id: eba8b36110 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こはねちゃん。肩トントンはあかん。萌えすぎて燃える。天使。 (2021年4月25日 22時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - うっわぐは…リクエスト応えてくださりありがとうございました！！！超よかったです！！切ない！最高！またいい感じの案が思い浮かんだらリクエストさせてもらいます！ありがとうございましたー！！これからも見ます！！ (2021年4月17日 23時) (レス) id: f3d3468a86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほほほ | 作成日時：2021年4月4日 23時
