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第104話 ページ7

ジェニット「なぜだか私と姫様は少し似ている気がするんです。初めてお会いした時からずっと、姫様とお友達になれたらと思っていて....私がこんなことを思ったら失礼でしょうか、?」




いつだったか、私に近づく悪い人たちがいるかもしれないとお勉強の先生に教えられたことがある


皇族の立場を利用する人がいるかもしれないから慎重に、と




まぁそのうちの一人がシロおじさんってところもあるけど

あの人はまだマシな方かな
どちらかと言えばグレーゾーンみたいな


....でも、何故だかジェニットさんは大丈夫な気がした
根拠はないけど、純粋に私と仲良くなりたいという気持ちが親身に伝わってくる






ポンッ






ジェニット「!?」


A「え!?あ!すみません咄嗟に...」


ジェニット「い、いえ!!」



ジェニットさんの返答に答える前に、いつの間にか私は彼女の頭に手を伸ばしていた

なんでだろう....たまに私の頭痛が起こる時

時折、悪夢を見るようになってからかな
その夢の内容では私がジェニットさんを妹のように扱っていた記憶があった




最近はこのことをルーカスに相談して、処置をしてもらっている

本人は何かを取り除いてるだとかよく分からないことを言っていたけど



A「そろそろ戻りましょうか」

ジェニット「そうですね」








お茶会に戻ると、二人はみんなの会話に混ざる


ジェニット「(姫様、楽しそうでよかった。顔色もそこまで悪くなかったし安心)」





いつか......お姉様と、呼べる日が来ればいいのにな




ガサガサ





ジェニット「??」



背後で何かが横切った気がした
私は席を外してその音の正体を確かめようと小走りに近づいたのはいいけれど、



ジェニット「(ここは...どこ?)」



別に迷ったわけではない

ただ、ここは皇宮で、メイドも騎士一人もいないことに違和感を持ったのだ







「お前は誰だ?」








すぐ後ろから聞こえた声




ジェニット「!」




クロード「皇宮を勝手に歩き回るとは、怖いもの知らずにも程があるな」





ジェニット「(...へ、陛下だ!!)」



驚きと会えたことの嬉しさで胸がいっぱいになる



ジェニット「ひょっとして私の...私のことを、覚えて...ますか?」



クロード「俺がわざわざその顔を覚えておく必要があるか?」



ジェニット「.....!」


体が強ばる
暖かい気候に似合わない、冷たい風が吹き抜けた

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設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

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