検索窓
今日:24 hit、昨日:17 hit、合計:5,436 hit

第135話 ページ39

一通り見終わり、私はジェニットさんを探した





A「(いた、)」





隣にはあの黒髪の人もいた

なんだか話しているようだったけど、途端に黒髪の人の表情が冷たくなる


ジェニットさんの視線は下を向いており、見えてないんだなと思った





A「(あの人のさっきの顔...パパにしか見えなかった

もうますますパパのことを考えてる...)」









テントを出て、その人とはお別れした

気づけば外はもう夕日が傾いていて、一日の終盤だなと実感する



私はアルフィアス邸に帰る前に、再びアクセサリーのお店にジェニットさんと立ち寄った





A「うーん.....これにしよう」



ジェニット「?」



A「ちょっと待っててくださいね、今買ってきます」






そう言って選んだものを買った

紫が主で 金色のマークが入ったブレスレットだ






A「ジェティ、手を出してください」



ジェニット「?はい」



A「プレゼントです
腕につけると願い事が叶うそうですよ

少し前に、ジェティは私にサテンのリボンをくださいましたよね、そのお礼です」




ジェニット「....本当に、本当にありがとうございます...!」





あまりいいお返とはいえない物なのに、すごく喜んでくれていた


今の私はなんの力もない皇女だけど、もしまたあの時の平穏が手に入ったら ちゃんとお茶会でも開いてもてなしてあげよう




...ジェニットさんがちゃんとデビュタントを迎えられたらね、







ジェニット「今日は本当に楽しかったです
このまま帰らなきゃいけないなんて残念ですね...」



A「でも、夕食の前に帰らないと完全犯罪になりませんよ
それでこそ、また次も遊びに来れますからね」



ジェニット「(次....!)」



A「花火を見たくありませんか?私も皇城の外で見たことはないから気になっていて...
良かったら一緒に見ましょうね」



ジェニット「もちろんです!とっても嬉しいです!

___ちょっと前までは地獄にいたみたいだったのに、姫様と会ってからは天国になりました」




A「これからは楽しいことの方が遥かに多いですよ
さっきの花火を見に行くという約束、良ければ妹も一緒していいですか?」



ジェニット「もちろんです!アタナシア様とも仲良くなりたいと思っていました!」



A「妹も同い年の子がいると知れば喜ぶでしょう」




こうして、私たちの秘密の外出は微笑ましく終わった

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←第134話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
91人がお気に入り
設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。