第129話 ページ33
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クロード「お前が消えれば訳の分からない苦しみも、その顔を思い浮かべる度に感じる不快さも消えるだろう」
パパが放つ魔力は私に対する憎しみに比例して 威力が増していった
パパが私にかけてくれた保護魔法もどんどんヒビが入っていく
クロード「だから死ね」
いや、私は死ねない
死にたくない
パパの声で、冗談でもそんな事言わないで
他でもないパパに殺されるなんてイヤ
私はパパの最後の保護魔法が壊れる直前に魔力を放った
私は皇宮から離れることを決意する
私がここにいる限り、パパは怒りが収まらないだろうから
.....アーティが目を覚ましたら パパが記憶喪失で、私が居なくなったなんて、そんな辛いことはない
大好きなシロとクロもいなくなったのに
A「(ごめんね アーティ)」
そう思いながら、魔法を使った
クロード「！」
A「じゃあね、パパ」
凄まじい轟音と光が辺りを包んだ
その場に残ったのは唖然しているクロードと宙に舞った薔薇だけだった
クロード「.....！」
フィリックス「陛下！！.....一体、何があったのですか！？
A様.....姫様はどこへ....」
クロード「....消えた。俺の目の前で」
クロードは今日必ず、Aを消そうと思っていた
失敗などするはずがなかったのに
クロード「(こんなことは絶対に認めんぞ！！！)
...今すぐ探して俺の前に連れてこい！！！！！」
＿＿＿＿
その頃、世界樹に辿り着いたルーカス
神秘的なこの空間とは裏腹に、一人の黒い魔法使いが居た
ルーカスはこの世界の平衡を保つ偉大な神木に向かって足を立てている
ルーカス「俺とお前で数百年培ってきた友情があるんだから、要領よく実一つくらい隠しておくべきじゃないのかよ？」
心做しか、世界樹もやめてくれと言わんばかりに見えてきた
ルーカス「(そういえば、数百年ぶりにここに来たけど どこかで感じたことのある気配だな....)」
どこか、この空間に既読感を感じていた
.......感覚が麻痺ったか？
それより、魔力を補充することが優先だ
ルーカスはそう思うと、魔法を使って世界樹に魔力を当てていた
これが原因で、世界で自然災害や悪天候が続いていることは、本人も知る由はない
悪気は大アリだ
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります！ (3月30日 12時) (
レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです！応援しています！ (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます！泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します！！読んで下さり本当に嬉しいです！！！ (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです！ (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....！不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさぎ | 作成日時：2023年7月17日 19時
