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第128話 ページ32

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イゼキエル「____もし、父上の準備中のことがあの方の迷惑になるのなら、僕は黙って見守ることはできないでしょう」





イゼキエルは自身の父親にそう宣言した
その目からは固い意思が感じられる






イゼキエル「(あの時....A様の涙を見て、一瞬でも戸惑って 何も出来なかった自分が許せない...

次にまた会えたら、あの方のためになることを全力でするんだ)」



















怒涛の誕生日会が終わって



私はいつもの怠惰な日々を過ごしている
未だにアーティは目を覚まさない





日々の少しの楽しみであった手紙を書く時間もなくなった

ジェニットとイゼキエル公子からの手紙が途切れたのである


権力や地位に固執するアルフィアス公爵のことだ

2人に手紙を辞めさせるように言ったに違いない






まぁ、イゼキエル公子とはあの日以降文通できるとは元々思っていなかったことだけれど










リリー「A様、今日はアタナシア様に会いに行かれますか?」



A「.....今日もいい」



リリー「少し会うだけなら、アタナシア様に魔力の影響はない思いますよ」




A「それでも行かない
私とアーティが一緒にいるところを他の人が見たら、アーティにまで被害が及ぶもの」



リリー「....でしたら、今日は天気もいいですし、外に散歩をしに行ったらどうですか?」



A「めんどくさい」




リリー「こういう時こそ動いて発散するべきですよ、ほら!」





半ば強制的に外に連れ出される

いつもお散歩する時は、フィリックスもいたのに
最近はパパに付きっきりだ



噂で聞いたのは、私に護衛は必要ないとフィリックスを護衛騎士から外したとか何とか





A「.....眩しい」





薔薇の香りが嫌でも漂う
私が薔薇が好きだと言ったら何百本と植えてくれたっけ



そんなどうしようもない過去を振り返りながら庭園を歩いていた


___近くから私と似た魔力の気配
何となくそんな気はしていたけど、こんなところで会うとは思わなかった






クロード「____やはり生かしておくべきではなかった

最初に会った時、俺の前から消していれば 今日までその顔がこれほど心に引っかかることもなかっただろうに」





パパは手をかざす

途端、魔力を私に向けて勢いよく放った




昔 パパが私とアーティにかけてくれた、何重もの保護魔法によって私は守られた



パパの攻撃はさらに威力を増す
一つ目の層の保護魔法が割れた

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設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

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