オベリア帝国の長女 3

第118話 ページ22

クロード「古タヌキの癖にですぎた真似を....」






アタナシア「(わー怖い)」←と思いつつ、ケーキを貪り中



A「(やだ寒い....)」







この場をどう収めようかと悩んでいるとフィリックスがいつか私たちはお嫁に行く運命だとかなんだ言い出した


この人はパパの機嫌について考えているのかと時々不安になる

火に油を注ぐようなことを言うものだから相当な度胸だなと 私の心の中だけでは賞賛した




クロード「フィリックス、死にたくなければ黙れ」



A「(ほら...)」



クロード「今後茶の時間には俺の前に一切姿を現すな」


フィリ「へっ、陛下」


クロード「何をしてる？さっさと消えろ」





子犬のような目をしながら私たちから離れたフィリックス






アタナシア「結婚って必ずしないといけないものなの？」


クロード「＿＿＿結婚を強制する帝国法はないな」



アタナシア「じゃあ私結婚しない！」


A「あ、！わ、私も、」





クロード「今はそう言っても、後から結婚したいと駄々をこねるかもな」





アタナシア「ないもん！」


A「うんうん(...の予定)」






クロード「......恥ずかしいことをよくもそうペラペラ言えるな」



アタナシア・A「「(機嫌直った...)」」





最後にパパから男からなにかもらった時は報告するようにと念押をされた


それはつまり、イゼキエル公子 あと一回でも何か私に送れば命はないってことかな


.....パパに言えそうにはないな


＿＿＿＿＿＿






ルーカス「これが噂の鳥野郎か」



ふーんと私の青い鳥をジロジロと見るルーカス




A「あんまり威嚇した目で見ないでよ」


ルーカス「鷹の方がいいだろ 使い道あるし」


A「青くて綺麗じゃない
それにちゃんと躾れば伝書鳩にもなるって」



ルーカス「アイツから貰ったんだろ？そんなに嬉しいのかよ」


A「それとは関係なく、この鳥可愛いでしょ
ね〜アオちゃん」


ルーカス「.....お前ペット多すぎ
シロを始めとして馬やその鳥....名前も変だし」


A「分かりやすい方がいいじゃない」





ルーカス「シロは白いからだろ？その鳥は青いから”アオ”だろ？馬の方が意味わからん」



A「馬鹿ね〜、モモちゃんは毛並みがピンクだから
西洋語ではピンクを”桃色”って言うのよ。覚えておきなさい」


ルーカス「し〜らね」

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