第116話 ページ20
私は薄い青色のドレスを選んで身に付けた
リリーでも誰でもいいからメイドを連れてくるんだった
一人で着るのは腕が折れる
そうは思ってもこの部屋にはルーカスとアーティしかいない
ここは我慢
A「(よし...やっと着れた)」
少し時間はかかったけど、いい経験になったなどと思いつつ2人のいる場所に戻った
するとどうだろう
アタナシア「だから言い方ってものがあるでしょ!!もっと他にいい言い方なかったの!?」
何やら喧嘩しているように見える2人
....というかルーカスが一方的に枕で攻撃されていた
A「ちょ、ちょっと何があったのよ
アーティも落ち着いて」
アーティ「〜ッ!」
アーティは持ち上げていたクッションを床に落とし、泣きそうな顔で私に抱きついた
ルーカス「俺は悪くないぞ」
A「ハァ〜....それを決めるのは話を聞いてからね」
ルーカス「....別に
ソイツが魔力の塊のクロを取り込みたくないっつーから、そんなに可愛がってるといなくなったあと未練が残るっつっただけだ」
..確かにルーカスは間違ったことは言っていない
私だってシロにいなくなって欲しくないけど、自分の気持ちとは関係なく 必ずあの二匹は私たちに吸収される
どうしようもないことだけれど、アーティにとってクロは家族みたいなもので....
A「(....寂しいんだろうね)」
ルーカス「.....」
A「アーティ、クロとシロがいなくなったら嫌よね、ルーカスが意地の悪い言い方をしたんでしょう?」
ルーカス「はぁ!?俺が悪いってか!」
アーティ「!!うんそうなの!!ルーカスが酷いこと言ったのよ!!」
今更ルーカスに気の遣えることが言えないのは何年も前から知ってること
A「はいはい アーティはその泣き腫らした顔どうにかしてきてね」
そう言い、私はアーティの部屋まで送った
小さい頃は私の部屋でよく一緒に寝ていたけど、もうさすがにアーティも一人で寝れるように頑張ってもらわなきゃ
A「何よー、あの子の味方したこと怒ってるの?」
ルーカス「怒るほどのことでもねーよ
....まぁお前らとこうやってのんびり顔合わせるのも今日までだしな」
A「え?」
ルーカス「俺 しばらくここを離れるんだ」
A「えっと....そう
_____どこに??」
ルーカス「世界樹を探しに」
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時