第113話 ページ16
ルーカス「ちっともお前に似てなかった」
さっきまで適当に作っても上手いみたいなこと言って何言ってんのよ
そして、気付けばいつの間にか私の服装も城にいた時のものに戻っていた
割とさっきの格好も軽くて動きやすかったから、気に入ってたんだけどな
また街に連れていってもらう時にまた着せてもらおう
ルーカス「......」
A「なに?」
ルーカス「...やっぱりちょっとブサイクでも、偽物よりはマシだな。俺帰るわ」
A「??」
_________
....何度目と言ったところか
お察しの通り、また皇宮でお茶会が開かれている
毎回楽しいのだけれど、その度にアーティがごねるのでお茶会が開かれる前にげっそりとしてしまうのだ
そんなこんなで私は今
ジェニット「本当に素敵な景色ですね」
A「そうですね」
湖の上でボートに乗っています
事のあらすじはこう
ボートに誰が私と乗るか争っていました
「私がA様と乗るのよ!」
「私よ!」
ジェニット「A様、早く行きましょう」
「「(いつの間に!?)」」
争っていた令嬢たちを気にせず、瞬くの間に私の目の前に座っていたのだ
やっぱりアルフィアス家に居たからなのだろうか
やることが大胆である
そんな彼女が私の前で綺麗な笑顔を浮かべているので、そんなことは忘れてしまうかのようだった
ジェニット「今、A様の瞳が湖のような深い青色に見えます」
A「そうですか?」
ジェニット「今の私の目と似た色ですね」
確かに
ジェニットさんは宝石眼ではいないにしろ、綺麗な青の瞳を持っている
私が小さい時に見たジェニットさんの宝石眼は、今では見間違いだったのだろうと感じた
まだ幼かったもの
そんなこともあるわよね
ジェニット「...デビュタントの日、陛下と姫様方に初めて直接お会いしましたが、一緒に立っている三人のお姿がとても仲睦まじく見えて
...思わず目で追ってしまいました」
A「ジェニットさんも、アルフィアス公子と仲の良い姿が微笑ましいですよ」
ジェニット「そうですね。私にとっては家族のような人です。
......あの、もしよろしければこれを受け取ってくれませんか?」
そうして目の前に差し出されたのは、白色のリボンで巻かれた箱だった
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時