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第112話 ページ15

ルーカス「思う存分見て回ったか?」




やっと私のことを見つけたルーカスがアイスを手渡してきた





A「うん。これ途中で買ったの?」


ルーカス「満足したならもう帰るぞ」





買ったことに関しては何も触れないのね
とは思いつつ、やはり満足したことに変わりはないので気分は最高だった


呪われてるって事実に直面したのは痛手だけど、誰かに守ってもらっているのなら安心?なのかな


もしかして先代の皇帝が守護霊だったりして




呪いの件は....皇帝派ではない、どこかの貴族が私にかけたのかな





A「帰りましょ」




そして私はルーカスの手を取った



ルーカス「おい、!さっきからなんで何回も手を握って」



A「...掴まなくても瞬間移動できるんだっけ?」





手くらい いいじゃないケチ

別に他意はないんだから


払いのけられた手の行き場をなくすと、まぁいいかと言い出して再び手を握られた


なんなの....?気まぐれにも程がある






パチンッ




こうして、私の街探検は幕を閉じた





「おかえりなさい」


A「私?」




びっくりした....ドッペルゲンガーかと思った
先程まで私が来ていたドレス、顔、何もかも私だった


ルーカス「人形を置いていったんだ」


A「さ、さすが抜かりのない...」





でも本当に完成度高いわね

双子だっていっても信じてくれそうよ




ルーカス「俺の腕が凄すぎるから適当に作ってもこれだぞ」


A「はいはい、さすが偉大な魔法使い様ね〜」




こんな芸当ができたのなら前回作ったあの紙っぺらは何よ


私はルーカスから貰ったアイスを食べ終わし、ゴミを捨てる




A「それにしても、ほんとに私なのね」




ルーカス「当たり前だろ。誰が作ったと思ってる」


A「私ってこんなに綺麗なのね」


ルーカス「当たりまっ....」









A・ルーカス「「......」」





さすがに引っ掛からないか





A「そんな目で見ないでよ。冗談じゃない」




若干怒っているのか無視をされる
日頃の仕返しよ







ルーカス「(これじゃお淑やかすぎるな)」





人形のAを凝視したと思えばルーカスは指を鳴らし、私の目の前から人形が消えてしまった



A「あ!ちょっとこれでリリーにイタズラしてみよかと思ったのに」


ルーカス「何考えてんだよお前。気に入らないから消した」


A「誰が気に入らないって?」

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設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

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