第110話 ページ13
ジェニット「えっ...と、どうして妹という話になるのでしょう」
「先程からそのリボンの他にもう一つ、何かと迷っているご様子でしたので、もしかしたら妹さんやもう一人のお姉様がいるのではないかと」
ジェニット「なるほど....」
「今のご様子を見る限り、妹さんもいらっしゃるのですか？」
ジェニット「はい...ですが、一度顔を合わせたきりで、あまり親しくもないのに贈り物をするのは逆に失礼なのでは、と...」
「いいじゃないですか」
ジェニット「え？」
「そこに理由がいりますか？家族なのに」
ジェニット「....そう、ですよね。ですが、やはりもう少し親しくなってから贈り物をしたいんです。親身なアドバイスありがとうございます」
「いいえ」
そう言い、私はこの青のリボンを一つ買って黒髪の方とお店を出た
やっぱりイゼキエルが見当たらない
何か欲しいものでもあったのかしら....
「お姉様のことが大好きなのですね」
ジェニット「えと、事情があってしばらく離れていたんです。だからお姉様とも、妹ととも早く仲良くなれたらなって」
「大丈夫ですよ」
ジェニット「....」
チラッとこの方の顔を見る
「？」
ジェニット「す、すみません！」
やっぱり顔立ちといい、雰囲気といい、どこか似ている...
気のせいだとはわかっていても、無意識的に顔が傾いてしまう
ジェニット「...実は、お姉様は私に対してすごく親切にしてくださるのですが、妹からはまだどう思われているのか分からなくて、それにお父様は少し怖くて...」
「怖い？お厳しいということでしょうか？」
ジェニット「いいえ！とてもお優しいんです！
...ただ、私とはずっと離れていらっしゃったので」
「ﾌｯ」
ジェニット「(え？)」
「どうかされました？」
ジェニット「(...聞き間違いかな。笑われたのかと思った...)」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
A「どこよここ....」
勢いで飛び出して、ルーカスを置いてきちゃった
ルーカスのことだし私のことを探し出すのは造作もないことだろうけど...
私は何をしていればいいかな？
下手に動き回って、さらに迷子になるのは避けようと思い、この辺りを観光することにした
A「(こことか？)」
特に理由はないけど、目の前にあったという理由で店内に入った
中に入ると、薄暗い棚に本が沢山並んでいる
試しに一つ手に取ってみた
「お嬢さん、呪われておるぞ！」
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります！ (3月30日 12時) (
レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです！応援しています！ (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます！泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します！！読んで下さり本当に嬉しいです！！！ (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです！ (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....！不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさぎ | 作成日時：2023年7月17日 19時
