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第99話 ページ2

イゼ「失礼でなければ、おそばに行ってもよろしいですか?」




そう言われた瞬間、私は何を言えばいいのか分からなくなった




返事を考える間もなく、無言の肯定ととった公子は私に向かって歩いてくる







「すでに十分失礼です」








公子の歩みが止まる

陽光により、先程まで2つの影しかなかった部屋にもう1つの影ができていることに気がついた





A「ルーカス」






ルーカス「姫様は許可しないでしょうから、その辺で止めてください」



イゼ「....塔の魔法使いか。身分を明かせ」



ルーカス「私は皇室所属です。皇帝陛下と姫様方の命令でなければ従う理由がありません」





あれ、これはこの間お茶会で話した


優しいカリスマvs孤独な狼!!




ルーカス「公子はすでに掟を破り、姫様に無礼を働きました。しかし姫様は慈悲深くもその罪を問わないことにしたので、身の程をわきまえるのであればこのくらいで引き下がる方が良いかと」



イゼ「まるであなたは掟を破っていないかのような口ぶりだな。そちらこそ姫様方の図書館に許可なく入る資格があるのか?」



ルーカス「では公子には、今この場で私にその資格を問い詰める権利があるのですか?」



やばい本格的にバチバチしてきた


これ以上二人に火がつかないように間に割って入ることを決める


すると奥から私を探して図書館にやってきたアーティが駆け寄って来るのが分かった



アタナシア「お姉ちゃん!」


A「!」


アタナシア「(なんでイゼキエルがいるのよ)」



イゼ「アタナシア様ですね。オベリアの繁栄があらんことを」



アタナシア「あ....」





A「そ、それより。二人とも今は落ち着いてください。私やアタナシアが居ることを忘れないように」




何から説明するべきか....

私をかばいに来てくれたルーカスに責がつもらないように弁明した方がいいと判断した




A「え〜と...彼は私たちの図書館の出入りが許されている数少ない人間の一人で、身分を確認する必要はありません。そして公子のように、私の身を案じて来てくれたのでこれくらいにしましょう」



イゼ「...数年前、陛下が僕の代わりにA様とアタナシア様の話し相手として呼んだというあの魔法使いですか?」




間違ってはないけど....



アタナシア「そうですが何か!!」



なぜかアーティが食い気味に返事をした

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設定タグ:ある姫 , クロード , イゼキエル   
作品ジャンル:恋愛
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あさぎ(プロフ) - Kさん» ありがとうございます😭そのお言葉とても励みになります! (3月30日 12時) (レス) id: a0773724c5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めちゃくちゃ大好きです!応援しています! (3月25日 9時) (レス) @page39 id: 4be7f19f08 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ありがとうございます!泣今は受験やらで忙しいので、落ち着いたらまた更新します!!読んで下さり本当に嬉しいです!!! (1月4日 0時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はちゃめちゃにすきです! (1月4日 0時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - 本当でした....!不注意にも申し訳ないです💦ご忠告ありがとうございます!!!!!!!! (7月24日 12時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2023年7月17日 19時

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