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紡side
｢ほ、ほんとにMid nightとTRIGGERのセンターが…｣
｢そーちゃん、ひーちゃんが王様プリン買って来てない…｣
｢こ、こら…先輩が来る時は買って来てもらえるって前提で話しちゃダメだろう｣
私がお父さ…社長を連れて客間に戻ると、MEZZO"の2人が来て、如月さんと九条さんと話していた。
｢社長、連れて来ました｣
私がそう言うと、2人は立ち上がって社長に頭を下げる。
｢頭上げていいよ。話があるんだって？とりあえず聞こう｣
そう言うと、2人は話し始めた。
｢今度、Mid nightとTRIGGERで合同ライブするんだけど…それぞれお互いのグループから1人ずつ出して、ペアでユニット組んでパフォーマンスするんだ｣
｢えぇ！？Mid nightとTRIGGERの合同ライブ！？そんな豪華なライブが…いつの間に……｣
｢それで…ボクと暖汰さんで組むことになったんだ。それで…歌う曲を自分たちで決めるんだけど、その歌に…MEZZO"のmiss you…と雨を歌わせてもらいたくて…｣
｢えぇ！？｣
ひたすらに素っ頓狂な声を上げる壮五さん。
驚きすぎて喋らなくなってしまった。
｢てんてんと、ひーちゃんが歌うの？｣
｢良ければ歌わせてもらいたい｣
如月さんがそう言うと、MEZZO"の2人は顔を見合わせた。
そこで私は疑問に思ったことを2人にぶつけてみた。
｢あの…何でその2曲を選んだのか、教えていただいてもいいですか…？｣
頷いた後、どちらともなく話してくれた。
｢俺たち2人とも、この曲を歌うことによって想いを伝えたい相手がいるんだ｣
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作成日時：2018年11月10日 23時
