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暖汰side
｢ぱーっと飲むぞー！｣
｢もう飲んでるじゃないっすか！｣
｢あっはっは〜！三月くんにツッコまれた！｣
酔いが回って愉快なおじさんと化した直央。
今、IDOLiSH7とMid nightで打ち上げという名の飲み会を、小鳥遊事務所のレッスン室というところを借りてやっている。
成人組はお酒、未成年組はジュースでそれぞれ楽しくワイワイ騒いでいた。
｢陸は何飲んでんの？｣
｢りんごジュースです！美味しいですよ！｣
｢…可愛いな陸は。なぁいおりん｣
｢わ、私に振らないでください！！｣
｢ツンデレいおりんはすぐ怒る…っと｣
｢変なことメモしないでくださいよ！！｣
メモするフリをしたら怒られた。
何でもかんでもに怒る一織は疲れないのだろうか…
｢はいはい！！オレはオレンジジュース飲んでるっす！｣
｢おー、梨月はいつも通りだな｣
｢何なんすかもー！｣
自分にも陸の時と同じ反応をして欲しかったらしい梨月は拗ねて、頬を膨らましている。
(頬膨らますって…可愛い男の子じゃないと許されない顔だよな)
｢ひーちゃん。俺、ひーちゃんと同じの飲んでる｣
｢お、環は炭酸いけるのか｣
｢これ、美味いから好き。でも、みんな飲みたがらねぇの｣
｢そうなんだ。美味しいのにな！｣
｢な！｣
俺達は共に強炭酸のジュースを飲んでいた。
苦手な人には地獄なレベルの、喉が焼けるようなジュースだった。
謎の意気投合をして、環と炭酸一気飲み対決をする。
これで負けた方は罰ゲーム。
二人同時に飲み始める。
｢うげぇ…これ一気飲みとか…さすがに無理……｣
飲んでいる途中でグラスを机に置いて、苦い顔をしている環。
俺はというと……
｢…っぷはぁ！よっしゃあ！一気飲み成功！！｣
｢すげぇ…ひーちゃん、これ一気飲みした…｣
驚いて口が開いたままの環。
勝った俺は、環に罰ゲームを実行することにした。
｢んじゃ、環負けたんだし…罰ゲームな｣
｢うぅ…痛いのはやだ……｣
｢ふっふっふー……｣
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作成日時：2018年11月10日 23時
