今キミはどこにいますか。~キミとの出会い～【九条天】 (ページ40)

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Aside

天くんに泊まりがけで勉強を教えることになった。
最近顔色が悪かった天くん。
すごく心配だったけど、応援すると決めたからには全力でサポートしようと思う。

そこで私もお姉ちゃんも、無理を言って予定を組み替えてもらい、仕事をずらしてこの土日をオフにしたのだ。

来てからお昼までぶっ通しで勉強していた天くんは、休憩すると言い、問題集を閉じた。

うとうとしている天くんに眠いのかと聞くと、頷いたのでお昼ができるまで寝かせてあげようと思い、ソファーに横にならせてあげた。
枕は代わりになるものがなかったので、私の膝に頭を乗せてもらった。いわゆる膝枕だ。

天くんは相当眠かったのか、私の膝に躊躇なく頭を置いてすぐに寝息を立て始めた。
そばにあったひざ掛けを天くんに掛け、そっと天くんの頭を撫でてみる。

いつ触ってもすごくサラサラでふわふわの天くんの髪。
寝顔は普段の何倍も可愛かった。

｢お疲れ様…｣

そう言って撫でるのを止め、スマホのロックを解除する。

私はメールアプリを起動し、この前来たメールを開いた。