検索窓
今日:37 hit、昨日:24 hit、合計:83,555 hit

38 ページ38

遂にAの家に行って、勉強を教えてもらう日。

お姉さんに話をすると全力でOKが貰えたらしく、如月家にお邪魔して勉強を見てもらうことになった。
しかも二人とも2日連続でオフらしく、泊まりがけで教えてもらうことになった。


約束の時間より早く着いてしまったボクは、インターホンを押すか押さないか迷っていた。

するとガチャっと玄関の扉が開き、Aが出てきた。


「あ!天くんいらっしゃい!!来たならインターホン押せばよかったのに」

「い、いや…早く着きすぎたから……」

「も〜。気にしなくていいのに!まぁいいよ、どうぞ入って?」

「お、お邪魔します…」


玄関に入ると、可愛らしいスリッパが一つ置いてあった。



「あ、これ履いて?ごめんね、お姉ちゃんの趣味で可愛いのしかなくて」

「いや、大丈夫…」


用意してもらったスリッパを履き、Aのあとをついて行く。
リビングに通され、そこにはジュースやお菓子が準備されていた。


「あ、天くん!いらっしゃい!」


Aが話したのか、七瀬くんと呼んでいたのに名前呼びにしてくれていた。
お姉さんはいつも通りキラキラした笑顔で出迎えてくれた。


お姉さんはキッチンからお菓子の乗ったお皿を持って歩いて来る。


「これ、Aが作ったんだよ〜!天くん来るからー!って」

「もう!お姉ちゃんは余計なこと言わなくていいの!」


顔を赤らめてポカポカとお姉さんを叩くA。
お姉さんは、ごめんって〜と笑いながらAの頭を撫でる。


「あ、天くんそこ座って〜。その荷物はこっち置くね。ごめんね、Aがうるさくて」

「あ、いえ…大丈夫です」


姉妹の仲が良いところを見てしまうとつい泣きそうになる。
でもボクは陸を助けるために頑張らなくてはならない。

気持ちを切り替えて勉強道具を取り出す。

39→←37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:九条天 , トリガー , TRIGGER   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2018年10月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。