検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:818 hit

クレープは神 ページ23

大「着いたぞ。」





『、、、!ここは!』





先輩に手を引かれながらやって来たのは、ただのクレープ屋さんだった。





正直、めっちゃ意外だわ。




だってあの大久保先輩よ?



あんな暇さえあればずっと寝てて、嫌いな人はとことん睨んで嫌うあの先輩がさ、



こんなかわいい店に行くとか正直予想してなかった。





なんか親近感





大「言っとくけどさ、、、俺はここ初めてだからな。」





『?、じゃあなんで知ってたんですか?』




大「、、、、お前が元気なかったから(ボソッ」




え、何それ。






泣いちゃうじゃん、、、





『うう"〜ぜんばい〜なんでぞんなにやざじいんでずか〜!泣いちゃうでしょう〜!』




大「おい、泣くなよ。俺が泣かせてるみたいだろ?」



『無理ですってええ〜、グスッうう〜』





そんなこんなでとりあえず店に入りクレープを頬張った。





うまい。





大「で。何があった?」





『ゴフッ、ゲホゲホ。、、あーこのクレープ美味しいな〜ーーーーー!』



大「おい、しらばっくれんな。何がお前をこんなに泣かせたんだ。」




『、、、振られたんですよ。野良に。
対面ではないけど、夏千ちゃんと付き合ってて間接的にフラれたんですよ。』



大「、、」



『それでずっと落ち込んでて、部活もちゃんとできなくて、、、



ははっ、馬鹿ですよね。フラれたくらいで、、』



大「、、そうか。」



『でも、私初恋だったんです。初めて人を好きになりました。初めてドキドキしました。
でも、フラレたってわかった時から、そんなのが消えて、ズキズキしてくるんです。』



『夏千ちゃんの恋が実って、嬉しいはずなのに、素直に喜べない。私って最低だ。そう思ってくるんです。野良と同じくらい夏千ちゃんのこと好きなのに、喜べない、結局はそれが苦しいんです。』


野良に降られたのも悲しいけど、そっちの方がずっと、、』



大「、、そうか。」





大久保先輩はずっと黙って私の話を聞いてくれた。




ああ、いい人だなこの人。




そう思った。





それと同時に、ドキっと心臓が高鳴った。

違和感→←不気味な顔



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 1.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:オリジナル , 先輩 , 部活内恋愛 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユウキ | 作成日時:2021年1月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。