極端な先輩 (ページ2)

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校庭の木の影でページ2

入学式当日

in校庭

｢あ"ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛、お腹痛い、、、｣

なんでこんな大切な日に限って、アレになっちゃうの！？

ちくしょー痛み止め持ってくるの忘れた、、、、

どうしよう、、、、もう入学式始まっちゃってるんだけど

とりあえず、そこの木の影で痛みが収まるまで休んでよ。

ってあれ？

誰かいるなあ

ちょっと背が高いし、靴の色も違うから、先輩の方かなあ

私の通う学校は、中高一貫私立学校なので、わざわざ受験して入る学校だ。

それ故に秩序も守らなければいけないらしく、学年は上履きの色で区別されている。

ちなみに女子は、中学と高校で胸元のバッチの色でも区別されているらしい。

私たちの靴の色は青、バッチも青。

この人は、黄色の靴だ。

え、てことは、

『中3生！？』

あ、うるさ！

この人今寝てるのに！

静かに静かに、と自分に言い聞かせながらその人の顔をまじまじと見ていた。