94話 ページ46
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夕食は澁澤さんを連れて大食堂へ出かけた。
イデアくんはデリバリーでも頼もうか?と聞いてきたが、あまり彼に頼りっきりなのも悪い為、それは遠慮した。
矢張り見慣れない姿だからか、多くの視線が注目する。幸いにもリーチ兄弟には会わず、穏便に食事を済ませられるかと思えた。
澁澤さんは筍ご飯を、私はブリヌイを頼み、空いている席へ座って食べていた。
「ふふ、こうして2人っきりだと
「フェーヂャも居たら宜しかったですか?」
「それでは私が3度目の死を遂げてしまう」
美味しそうに筍ご飯を咀嚼する澁澤さん。
「……ふな?オイ、監督生。どうしたんだゾ」
「監督生……?あ、こんちわっす、A先輩」
「か、固まっているぞ……」
顔を上げると、監督生さんが私達を凝視して固まっていた。エースくんとデュースくんが彼女を心配そうに覗き込んでいる。
「A君、彼女は……?」
「友人です」
「………………し、……………」
「し?」
「澁澤→Aだああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁッッッ!!??!?」
「「え」」
ワナワナと震える彼女だったが、いきなり天に向かって叫び出した。
「
もう突っ込まないようにしておこう。
彼女は誰へ向けたのか分からない感謝を述べ、発狂しながら何処かへ走り去ってしまった。
「……………彼女は?」
「………唯の友人ですよ」
取り残された彼女の友人も彼女に続き、追いかけて行った。
暫くすると私達も食べ終わり、大食堂を後にした。
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───────
「…貴方今日は何処で寝る
「ふむ、では君の部屋で」
当然の如く私の部屋を選択する彼。
何時もならイデアくんの部屋へ行くのだが、彼は太宰君じゃあるまいし、別に平気だろう。最近結界魔法と云う物も覚えた。其れも使えば佳い。
そんな思考を重ね、ベッドが3つもある私の部屋へ案内するのだった。
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アババババ - 80話の最後のフロイド君の発言で草生えました! (2022年11月19日 23時) (レス) @page32 id: 222bdc0355 (このIDを非表示/違反報告)
あ〜ちゃん(プロフ) - 猫さん» 承認しました!こちらこそよろしくお願いします! (2020年7月23日 21時) (レス) id: 9c71528097 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - あ〜ちゃんさん.......私も好物なので有り難いです......!ぜひ御願いします! (2020年7月23日 21時) (レス) id: fc34ad99ff (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - あ〜ちゃんさん» 柘榴です!よろしくお願いします! (2020年7月23日 18時) (レス) id: f20993b4a3 (このIDを非表示/違反報告)
あ〜ちゃん(プロフ) - 猫さん» OKです!ありがとうございます!! (2020年7月23日 13時) (レス) id: 9c71528097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あ〜ちゃん x他1人 | 作成日時:2020年6月29日 0時