【ツイステ × 文スト】魔人の双子の妹は異世界に飛ばされたようです

26話 ページ27

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暫くチェスをやっていたらイデアくんが出前を頼んでいたらしく、部屋にピザ屋の配達員が来た。大食堂に行かなくてもいいのか、と聞いたら彼は



「あー、この学園は基本自由でござるから」



と言って慣れた手つきでチーズピザを切り分けていた。



「はい、A氏の」

「Спасибо(ありがとう)」



部屋にはシャワーが完備されているから先入ってていいよ、とイデアくんから言われ、私は言葉に甘えて浴びることになった。

その時、着替えが元々着ていた物しかないことに気付く。本当は情報渡すだけだったものだから、着替えなんて持っているわけが無いだろう。


シャワーから上がり、パソコンに向かってゲームをしているイデアくんに相談しようとした。

目の前のゲームに夢中で私には気付いていない様子だ。



「イデアくん、あの」

「ひぎゃｯｯｯｯ……ってA氏か…ビックリした…」

「着替えの事について聞きたいのですが」



驚かす気は一切無かったのに、乙女のような悲鳴を上げて両手を腕の前で握るポーズをするイデアくん。



「あ、あぁ、着替えなら購買で帰るんじゃない？」

「購買？」

「うん。サムさんって人がやってるお店。あ、明日案内しようか？」

「是非お願いします」



購買で服を変えるなんてこの学園本当になんでもあるな。流石異世界といったところか。



「寝る時は僕のベッド使うこと。………いいね？」

「イデアくんはその間何処で？」

「ゲーミングチェアで」

「それこそダメじゃないですか。身体悪くしますよ」



そう言うと、イデアくんは「いざとなったら拙者寝ないんで」と返してきた。



「寝ないことなら私も出来ますよ。得意ですから」

「で、でも…………」

「あぁそうだ。一緒に寝ればいいんですよ」

「ナンデェ！？」

「男しかいない組織に長年ずっと女1人でいたんですよ。慣れてますので大丈夫ですから」

「そういう事じゃなくてっっっ」









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