美月とお金 ページ46
やっぱり一緒に行くと言う虎杖さんを窘めたのが1時間前
今私は美月の指定した喫茶店に来ていた
こういうお店は来たことがないから落ち着かない。もっと他の場所の方がよかったな
…いや、私は院を出てからコンビニくらいしか行ったことないからどこ行っても同じだなあ
店員さんに頼んだコーヒーが温くなったころ、やっと美月さんがやってきた
美「ごめんね遅れて!」
『ううん、問題ないです』
美月はカプチーノを頼むと突然パン!と顔の前で両手を合わせた
美「ごめんA!
私の先輩が持っているって昨日言ったんだけど、先輩は違う人にあげちゃったみたいなの!」
『えっ、それは困ります
昨日は言いませんでしたけどあれはとても危険なものなんです』
美「そうだよね、隣にいた男の子も急いだ方がいいって言ってたもんね…
それでね、美月も早く渡してほしいんですって先輩に頑張って説得したの
そしたら…」
『そしたら?』
美「先輩が売ったお金全部返してくれたらあげてもいいって言われたんだって」
あげたのではなく売ってしまったのか
でも確かに見た目は呪符が貼ってあるのでそういう嗜好の方には需要が高いんだろう
そこを狙って金銭の受け渡し、か
なるべく早く回収しないとまずいから仕方ない
『分かりました。いくらほどですか?』
美「いいの!?先輩は10万円で売ったって言ってた!」
10万円か。それならこの前七海さんに同行した任務で大半の金額をいただいたから私の口座にそろそろ振り込まれるはず
『じゃあ今から用意するから、ついてきてもらってもいい?』
美「うん!本当にごめんね!」
その後美月さんを連れて銀行に行って確かに10万円を下した
『はい、じゃあこれ』
美「待って!もらうのは外に出てからでもいい?」
その場で挙げようとしたらなぜか焦って止められた
何か問題でもあるのだろうか?
まあ渡す場所なんてどこでもいいか、と外に出てからお金が入った封筒を美月さんに渡す
美「じゃあ先輩からもらったらすぐに連絡するから!」
そう言って美月さんは駆け足で人込みの中に去っていった
その日から毎日美月さんから連絡が来る
どうやら、先輩が嘘をついてみたいでもっと高い金額で売っていたみたいで
だから追加でお金が必要になった
その旨の連絡が1週間ほど続き、美月に渡した金額がついに100万円を超えた
けど呪物はまた返してもらえないみたい
困ったなあ、そろそろお金が底を尽きそう
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ばちょふ(プロフ) - ゆいさん» うぇいありがとうございます!その言葉が凄く嬉しいです!! (2021年4月12日 0時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 1日の終わりにこのお話を読むのが日課になってます!毎日このお話の更新を楽しみに生きてるんです! (2021年4月9日 0時) (レス) id: b3ee7b3f07 (このIDを非表示/違反報告)
ばちょふ(プロフ) - ハルチャさん» ありがとうございます!褒めないでください、私が調子に乗って踊りながら更新し始めちゃいますよ笑 (2021年4月6日 1時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルチャ(プロフ) - 更新される度に真っ先にワクワクしながら読んでいます!!執筆頑張ってください!!楽しみにしています! (2021年4月3日 15時) (レス) id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
ばちょふ(プロフ) - connyさん» そう言ってくれるconnyさんが好きです…! (2021年3月30日 16時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばちょふ | 作成日時:2021年3月13日 4時