独断選考 ページ27
悟「今日は野薔薇とAペアでは外部実習ね
引率は僕がするから恵は2年生にしごかれといてね」
そう朝に告げられ高専から車で1時間ほどの所に来た
悟「ここの霊園だいぶ前に管理者が死んでから手付かずになってて丁度いい呪いが集まってる
だから2人で祓っておいで。僕は外で待ってるから」
いってらっしゃーい！と背後から明るい声で送り出される
釘崎さんは私に構うことなくズンズン先に進んでしまうので慌てて追いかける
野「ここ二手に分かれてるから私はこっちに行くわ
アンタはそっちから回って落ち合いましょう」
霊園の入り口に来た所で釘崎さんがそう言って居なくなってしまう
釘崎さんは行動が早い
あまり迷うことなくすぐに行動に移すから私は置いてかれてしまった
『(ど、どうしよう…)』
言われた通り釘崎さんとは反対側を進む
まず霊園って何かが分からない
途中途中看板と文字が書かれた石があるけど、私は字が読めないから分かれ道になるとすごく困った
少年院は授業もするけど、私は幻覚が見えてるとのことで部屋から出してもらえなかったから参加してない
更に言えば精神に異常を持つ人はそれを悪化させないためにあらゆる刺激を最小限に制限される
だから本もテレビもダメで、自傷行為防止のため鉛筆すら配給されるのが禁止されているから、本当に何もわからない
五条さんに武器として渡された長巻の柄を不安を紛らわせるために握る
『(また、別れ道…)』
右か、左か、はたまた直進か
ここは広くて進んでも進んでも道があるので途方に暮れてしまった
ーーーーー
一方その頃、釘崎は呪霊と遭遇していた
だがぴょんぴょん跳ね回る呪霊になかなか放った釘が当たらない
野「避けんなクソ！！」
呪霊がニヤニヤと笑う一方で釘崎の怒りは増していく
野(クソが当たんなきゃ意味ねえんだよこっちは！)
釘崎の釘のストックが半分を切った時だった
『っ！』
野「ちょっと、何やってんのよ？！」
突然やってきたAがその身を呈して呪霊にしがみついたのだ
自分よりも体の大きな人間性にしがみつかれた呪霊の動きは格段に悪くなる
自分の武器である機動力を奪われた呪霊は焦り、Aの顔や腕を殴りつける
頬に傷が付こうともギュッと目を瞑り、耐えるAは決して手を離そうとしない
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ばちょふ(プロフ) - ゆいさん» うぇいありがとうございます！その言葉が凄く嬉しいです！！ (2021年4月12日 0時) (
レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 1日の終わりにこのお話を読むのが日課になってます！毎日このお話の更新を楽しみに生きてるんです！ (2021年4月9日 0時) (レス) id: b3ee7b3f07 (このIDを非表示/違反報告)
ばちょふ(プロフ) - ハルチャさん» ありがとうございます！褒めないでください、私が調子に乗って踊りながら更新し始めちゃいますよ笑 (2021年4月6日 1時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルチャ(プロフ) - 更新される度に真っ先にワクワクしながら読んでいます！！執筆頑張ってください！！楽しみにしています！ (2021年4月3日 15時) (レス) id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
ばちょふ(プロフ) - connyさん» そう言ってくれるconnyさんが好きです…！ (2021年3月30日 16時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばちょふ | 作成日時：2021年3月13日 4時
