私事ですか? ページ24
伏黒side
恵「五条先生」
悟「んー?」
放課後、五条先生の所に行き声をかけるととぼけた様な返事をされる
恵「とぼけないでください。俺が来た理由分かってんでしょ」
悟「えー何のことかな〜」
恵「禪院の事聞きににました」
相変わらずのヘラヘラとした笑みにムカッとし、この人の思惑通りと分かっていながら声にもイラつきが乗ってしまう
悟「で?何が聞きたいの?スリーサイズ以外なら何でも教えてあげる」
仮にも女子生徒へのその発言に正直ドン引きしたが今はそれどころじゃない
恵「アイツが異常なほど世間を知らなすぎるのはどうしてですか」
悟「僕的調査によるとあの子は少年院に入るまでの14歳までの間、ただの1ヶ月程しか学校に行ってないから」
恵「どうして」
悟「今日説明したじゃん」
恵「わざと隠した部分ありますよね」
俺がそう言うと少しだけ真顔になって「やるね」と少しだけ声のトーンを低くして言う
やっぱりな
悟「だけど今は教えてあげなーい!」
恵「は?」
なんだそれ。何か言えない理由でもあるってのか?
悟「まあ時が来たら教えるからさ
で?あと質問は?」
こうなると絶対に意見を曲げない人だと言うのを思い知らされてきたので素直に黙って次の質問を投げかける
恵「アイツの術式は何ですか」
悟「ああ、そのことね。やっぱ本人もよく分かってなかった感じか
彼女の呪力を込めたものは『呪いを浄化することができる』ようになる
RPGによくある退魔の剣みたいなもん」
…ゼ○ダか何かか?
悟「だから対呪霊に超特化してるんだよね」
恵「それは五条先生の術式にも適応されるんですか?」
悟「…さあね」
少しだけあった間
多分触れてほしくなかったんだろ
そしてこれ以上何を言っても無駄だな
恵「んじゃ最後に一ついいですか」
悟「ん?」
恵「わざとアイツと距離作ってるのは何でですか」
悟「あ、バレた?」
恵「アンタ異常なほど生徒と距離近いのにアイツの名前ほとんど呼んでない
禪院先輩との待遇を考えると禪院家絡みではないですよね」
問いただした。退路は塞いだ
さあ、答えろ
少しだけいつも余裕そうな顔が崩れるが
悟「教えてあげたいのは山々なんだけどさ、あの子への信用築けるまでは無理」
恵「それは私事ですか」
悟「んー、どっちも?」
結局何もハッキリしないまま、俺は帰らされてしまう
放課後の時間潰した意味が全くなかった、と来たことを少し後悔した
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ばちょふ(プロフ) - ゆいさん» うぇいありがとうございます!その言葉が凄く嬉しいです!! (2021年4月12日 0時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 1日の終わりにこのお話を読むのが日課になってます!毎日このお話の更新を楽しみに生きてるんです! (2021年4月9日 0時) (レス) id: b3ee7b3f07 (このIDを非表示/違反報告)
ばちょふ(プロフ) - ハルチャさん» ありがとうございます!褒めないでください、私が調子に乗って踊りながら更新し始めちゃいますよ笑 (2021年4月6日 1時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルチャ(プロフ) - 更新される度に真っ先にワクワクしながら読んでいます!!執筆頑張ってください!!楽しみにしています! (2021年4月3日 15時) (レス) id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
ばちょふ(プロフ) - connyさん» そう言ってくれるconnyさんが好きです…! (2021年3月30日 16時) (レス) id: cb6f8d48f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばちょふ | 作成日時:2021年3月13日 4時