おどる!大陸大捜索 ページ7
目の前の家を見上げながらAは言った。
「ここが例の主の家かぁ・・・」
ただの人間だが、微かに妖気を感じ取れた。
妖気の風のおかげでAの妖気を感じ取る精神が鍛えられていた。
Aは、まっすぐ玄関から入ることはしなかった。
百鬼姫が主と言うほどしたっているなら
妖怪と仲間になれる。
つまり、エンマ大王とも仲間である可能性は0ではない。
Aなりに考えた末の不法侵入・・・こっそりと忍ぶことにした。
微量しか無い妖気をまとって姿を消してから窓の近くで浮いた。
一応人間なので、無防備にふわふわ浮いていると
この家がゴーストハウスと噂されてしまう。
「もう!ジバニャンチョコボー食べすぎだよ!
俺の分無いじゃん!」
「チョコボーを食べちゃいけない決まりなんてないニャン!」
「あーたそれでも限度って物が有るでしょーに
あとケータ君、あたくしの分もありませんけど」
「ウィスパーは雑草食っとけばいいじゃん」
「ダメでウィス!
変な事思い出しちゃったじゃないですか!」
ギャーギャーしている会話を聞いている中で
Aはくだらない喧嘩だと思った。
菓子を取り合い、別の事に発展したケンカ。
_そういえばガマ兄さんとも、そんな喧嘩をしたっけな_
『おい!A!俺のおにぎり知らねぇか?』
『知りませんけど、水くれません?』
『なんでだよ。』
『おにぎりの中に、トウガラシがたくさん入っていたので』
『それ、俺の特注おにぎりだ!食ったのてめぇか!』
『許してちょんまげ、なんつって!』
『可愛いけどだめだ!あ、こら待て!にげるなぁぁぁ!』
Aの心の奥が少しキュッとなった。
最終的に、師匠があの喧嘩を止めたんだよなぁ・・・
目の周りがジンワリと滲んでいた。
Aは、涙をごしごし拭こうとすると
腕が窓に当たって
ドン!
とたんにパリーン!
となった。
「うわぁ!?」
驚いた少年に、やっと姿を見せるA。
Aは、会釈をしてから挨拶を言った。
「どうも、百鬼姫の友達で、助けてもらおうと参りました
人間のAです
あと、窓割ってすいません」
「いや、人間普通浮かべ無いよ?
窓割る怪力も普通無いよ!」
そう突っ込まれてAは百鬼姫の手紙を思い出し
チャンスとばかりに言った。
「普通なら、ね。」
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いんあ - ミサキ@さん» ありがとうございます!試してみようと思います! (2016年12月24日 7時) (レス) id: 46f35f08ac (このIDを非表示/違反報告)
いんあ - M猫さん» 読みました!すごくドキドキして、続きが気になりました!そちらも、更新頑張ってくださいね! (2016年12月24日 7時) (レス) id: 46f35f08ac (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ@(プロフ) - すみません、『』←これは関係ないです (2016年12月23日 17時) (レス) id: 3ad9e7bd58 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ@(プロフ) - 情報ですよ〜!URLの貼り方は()←これの中に『link:作品のタイトル(または“こちら”等):http://〜』と書いたら表示されます!更新頑張ってください! (2016年12月23日 17時) (レス) id: 3ad9e7bd58 (このIDを非表示/違反報告)
M猫(プロフ) - いんあさん» リクエスト作品が完成いたしました!いんあ様の方の作品も楽しみにしております♪(#^.^#) (2016年12月19日 22時) (レス) id: 638963ddf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いんあ | 作者ホームページ:http://http://
作成日時:2016年11月19日 20時