【ky】こんな結末、当たり前だ。【rtrt】 (ページ15)

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rtrt side

ふと我にかえり、口を離す。

「ごめん、荒っぽかったよね」

Aちゃんの口元を拭いながら言うと照れた様子のAちゃんは大丈夫です、とだけ言った。

家にあがり、ソファにすわる。
手を繋いで最近あったことなど、たわいもない話をした。

「そういえばこれ、見てや」
　

と携帯の待ち受けをAちゃんに見せる。

『あ、嬉しいです、待ち受けにしてくれてるんですか？』

「うん、めっちゃ気に入ってん、でもSNSのアイコンとかにもできひんし…やからここ、いっつも見れるとこにしといた

あ、それでね実はこの絵のお礼、本当はご飯だけやなくって…」

そう言って取り出したのは、黄色いお花のイヤリング。小さな箱をぱかっと開けるとAちゃんは目をキラキラさせた。

『可愛いです…これ私に？』

「うん、つけてみて？」
　

イヤリングを受け取り自分の耳へつけるAちゃん。

『どう、ですか？』

「うん、やっぱりめっちゃ可愛い」

黄色の花、なんて自分のイメージカラーでアピールしてるみたいやけど、一目見てこれだってなったからしょうがないやん。

「Aちゃんの作品ってさ、花が描かれてることが多いよな？だから好きなんやろうなって、思ってん」

『すごい…さすがファンですね。その通りです、お花全般大好きです』

「当たり前やん、」

俺は得意げに笑うとAちゃんの耳元に触れた。

『くすぐったいです、』

「くすぐったくしてるもん」

ふにふにと耳たぶを触れば身を捩らせたAちゃん。
可愛いくて、今度は耳にキスをした。

『んっ、レトさん、ばかっ』

「あ、今敬語やなかったね」

『だって、レトさんが変な事するからです！』

「いいやん、Aちゃんの敬語、俺は好きやけどさナシにしてよ」

『そんな急に無理ですっ』

無理だというAちゃんの耳であそぶ。
ちゅ、ちゅとキスを落として、優しく耳たぶを噛んだ。

『っ、ゃ、』

「だめなん？じゃあもっとするよ？」

『っっ、分かりましたぁ！がんばりま…がんばる…』

顔を真っ赤にして言うAちゃん。
あーもうめちゃくちゃにしたい。
あかん、我慢や、我慢…