夕暮れオレンジくんとツンデレくん 3 (ページ33)

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現場に着いたのになかなか起きない
蓮くんをしょったが頭を叩いて起こす。

黒｢しょっぴー暴力反対。｣

青｢起きないのが悪い。｣

白｢ほんとそれ。｣

黄｢おら、降りるぞ。｣

桃｢ほらみろ、ボスがお怒りだ。｣

黒｢康二、輩がいる。怖い。｣

『めめも寝起きでなかなか顔怖いで。』

俺は苦笑いを浮かべながら、蓮くんの背中を
軽く叩いた。

黒｢…お前可愛いな。｣

『……は？！』

突然の発言に俺は顔を真っ赤にさせた。

黄｢よし、康二。そんなやつ置いて先いくぞ。｣

『へっ、照にぃ？』

黒｢え、岩本くん、ちょっとまっ…｣

青｢そうしよそうしよ。｣

左に照にぃ、右にしょったくん。
俺は取り囲まれながらスタジオへ向かった。

後ろからはさくめめラウが何かを言いながら
俺らの後をついてくる。

マネ｢ははっ、ほんと仲良しだよね。｣

黄｢…なんか、中間がないよなこいつら。｣

青｢中間探せ。今すぐ探せ。｣

『えっと、精進します…？』

黒｢康二、何も聞くな。言うこと聞くな。｣

白｢大人の言うことは聞きなさいって言われるでしょ！諦めなさい！めめ！｣

桃｢そうだぞ！俺のような大人を見習うんだ！｣

黄｢こんなうるさい大人増えたら困るから。｣

青｢うるさいのは佐久間と康二でお腹いっぱいです。｣

『俺もらい事故やない？』

なんか、よくわからんけど笑
あんなふうに沈んでた時より今の方が楽しい！

そう思って振り返ってめめに笑いかける。

黒｢…ほんとにこいつは…。｣

白｢これが天然？｣

桃｢天然人たらし、だな。｣

そんなふうに言われてたのは気づかなかった。