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付き合ってください、じゃ足りない。

そんな言葉じゃ、俺たちの関係を変えられない。


そう思いながら、康二の家へ向かいつつ
色んなことを調べた。


結婚はできない。

アイドルだからとかじゃなく同性だし。


その時に見かけた、伴侶、という言葉。


意味は、一緒に連れ立つもの。連れ。


なんか、俺達にはピッタリだなって思ったんだ。

少なくとも、俺の気持ち的には特に。


一緒の気持ちを共有したいと
一緒の景色を見続けたいと
一緒の願いを叶え続けたいと

そう思える君へ…。



その思いを届けた君が、肯定の返事をくれたから。


黒「泣かせてごめん。でも、これからも泣かせるかもしれない。」

『…ははっ、そこは泣かせないんじゃないんや。』

黒「俺が泣かせる気じゃなくても…泣かせちゃうことはあるかもだし。」

『そこは、お互い様にあるな。』

黒「うん…だから、俺は康二を泣かせても、絶対お前を取り戻すから。だから、間違ってたら教えて?」

『…うん。わかったよ。蓮も、俺にそうしてな。』

黒「……康二っ…。」

『なんでっ、ここで泣くんよぉ。』

黒「…やっとっ、手に入った…。俺のとこに来てくれたからっ…。」


康二の存在を知った時から、俺はずっと好きだった。

お前のいない世界なんて、
離れていても想像つかなかったんだ。


黒「…泣かせた分、誰より幸せにする。」

橙「うん、うんっ。俺も、蓮くん幸せにするから。だから、2人で幸せになろうなっ。」



2人で幸せに。


そう言える君が、俺の好きになった君だ。



黒「康二が隣にいてくれるなら、それが一番幸せだよ。」

橙「ふふ、男前やな。」


俺の頭を撫でるその手を掴んで。

目を合わせて。

軽く唇を触れ合わせて。

唇を離して。



黒「康二、今日はしゃぶしゃぶでしょ。早く食べよ。」

橙「いや!なんで今なん?!その前になんでわかるんや!もう!用意するから待っとってな!」

黒「くくっ、顔真っ赤。」

橙「誰のせいやねん!!」

黒「俺以外のせいだったらそいつ潰しに行きますが?」

橙「ちょいちょい怖いの挟むのやめて!」



康二ごめんね。
やっと手に入ったから浮かれてるや。


康二とはしゃぶしゃぶしながら、
また肉いっぱい入れて怒られたし
食べ終わってからどっちが片付けるかで
揉めたけど……


そんなことすら、今の俺は幸せだよ。

絶対、手放さない。

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作者名:SNOWSNOW | 作成日時:2020年6月23日 11時

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