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撮影が終わり、6人のお兄ちゃんたちで
飲み会を開催。
主催者は佐久間。
払うのはふっか。(紫・おい!何でだよ!)
乾杯の挨拶もそこそこに、
口を開いたのは声がでかい佐久間である。
桃「あべちゃん!!聞きたいことがある!!」
緑「うん、それはいいんだけど俺お前の隣な。」
紫「あべちゃんもやばいけど、もう1人隣の舘さんの顔もかなりやばいよ。」
赤「…声量の調節どうなってるの、佐久間…。」
桃「うん!ごめん!でね、今日のあれは何?」
謝った(?)佐久間が次に言った言葉。
黄「え、今日何かあった?」
紫「まぁ、あったよ。俺は。」
青「俺もあった。」
緑「俺は直接見てはないけど、めめこじで何かあったみたいだね。」
黄「え、あの二人まだこじらせてんの?」
桃「こじらせ期間は終わったみたいだけど、あべちゃんとめめはどうなってんの?」
青「俺、2人の目が怖かった。とても怖かった。」
目黒の目が怖いってのは時々あるから、
まあわからんでもないんだけど…。
穏やかな阿部まで目が怖いとなれば
そりゃ怖いわな。
緑「まあ、康二のことでちょっと話したりはしてて。喧嘩したりはしてないよ?ただ、牽制されたんでしょ。あのヤキモチ焼きに。」
桃「…それって、さ。聞いていいのか、分からないんだけど…。」
緑「佐久間が思ってる通りだよ。」
あ、翔太もね!なんて、なんとも言えない顔を
してる翔太に向かって明るく言う阿部。
…え、もしかして、もしかするの?
黄「阿部、お前まさか…。」
緑「ずっと片思いだったし、自分で頑張ろうとは思えなかった。2人が仲直りして、いずれくっ付くかも、とは考えてたんだ。…んー、寂しくないわけじゃないけど…。」
そう言ったって、表情を見てると
なんとも切ない顔だった。
緑「俺は目黒みたいに、何がなんでもって気持ちじゃなかった。だから、2人が仲直りしたのは本当に嬉しいし。応援だってしてるんだよ。」
それでも寂しいなって思うのはワガママかな。
小さい声で、そんなことを言う阿部は
本当に納得してるのもわかるし
それでも、と願った気持ちも見え隠れして。
黄「…阿部に康二は救われてる。きっと何度も。」
赤「俺もそう思う。いつも康二が弱った時、気づいて、俺とふっかに連絡してくれてたし。」
俺と舘さんの言葉に、阿部は目を潤ませた。
そんな阿部を佐久間が抱きしめる。
俺らの旧末っ子は、本当に優しいやつだ。
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作者名:SNOWSNOW | 作成日時:2020年6月23日 11時