夕暮れオレンジくんとツンデレくん 3 (ページ22)

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side pink

雑誌の撮影が始まりました！

お、次はめめこじラウですね…。

白｢康二くん、もっとそっち行ってー。｣

『うえ？！いや、これ以上は…。』

黒｢康二、こっち。｣

めめが康二を引っ張って抱きしめた瞬間、
康二は顔を赤くした。

桃｢え、何あれ、可愛くない？｣

青｢…康二って天然であれだから争奪戦とかファンに言われるんだよ。｣

緑｢…ふふ、よかった。｣

桃｢え？何がぁ？｣

緑｢なんでもなーい。｣

撮影始まる前、2人とも目が腫れてたけど
冷やしたり温めたり繰り返してなんとか戻った2人。

今はなんだかいい顔していて。
お兄ちゃんとしては微笑ましい。

白｢んー…康二くん、今日もいい匂い…。｣

黒｢ラウ、やめろ。俺のだ。｣

『ちょっっ！めめ、なにゆーて…』

黒｢俺のだから。｣

……康二の奪い合いが始まってる末っ子たち。

ラウも康二から離れないし。
めめも康二から離れないし。

そして康二はどう見ても戸惑っている。

『…やっと終わった…。』

緑｢ふふ、康二お疲れさま、疲れすぎ。｣

桃｢げっそりって単語がピッタリでやんす。｣

青｢目黒もラウールも愛が重いな。｣

いや、1番重いのは
すぐに康二の肩を抱きに来たこいつだろう。

黒｢…俺のなんで。｣

なんて、俺ら3人に明らかに威嚇するめめ。

いや…よく見たら、1人に向かって言ってる。

緑｢ふふっ、油断しないようにね、めめ。｣

にっこり笑うあべちゃんに向かって
というか、あべちゃんも攻撃的に言い返してる。

……え？まさか、そういうこと？

翔太を思わず見ると、
｢……まじかよ。｣
と、呟いていた。

ほんと、マジかだよ。

この2人がまさかライバルとか？

『あ、あのめめ…肩離して…。』

黒｢いやだ。｣

『～～～！！あべちゃん！助けて！』

緑｢いやだ。｣

『なんやねん！2人ともぉ！！』

そう叫ぶ康二を俺は見て笑ったけど

俺のシンメと、カッコイイ後輩は
睨み合って見つめあってた。

……えっと、説明、求む。