夕暮れオレンジくんとツンデレくん 2

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side NWpink

NW桃｢康二くん.......あ.......｣

話しかけようと思ったらトラジャの人達と
同じグループになった目黒くんと話してて。

なんだか、今までと違うのはわかってても
嫉妬してしまっていて。

なんとも情けない。


俺の大好きなお兄ちゃんなのに。
みんな取らないでよ。
俺恭平にですら嫉妬するんよ？

でもこんなの我儘でしかないから。


でも気づいたらそこから、
康二くんはいなくて。


思わず、目黒くんたちに話しかけた。


NW桃｢あの！康二くんどこに行きましたか？｣


俺の言葉に、
あ、こいつが道枝か、という
視線を感じた。

そこそこドラマ出た弊害か？


ど、どうしよう。
なんと言ったらいいか分からへん。


そんなときに

白｢んもぅ、道枝くん。康二くんは僕のだよ？｣

なんて、SnowManの最年少が現れた。

NW桃｢康二くんからはそう聞いてないけど？｣

俺は思わずイラッとしてそんなふうに
答えてしまって。

ラウールは俺の腕を引いて

白｢ちゃんと話さなきゃだね？｣

なんて言いながら廊下へ連れ出した。

ほかのお兄さんたちはザワザワしていて
俺らの後を追いかけることもしてなくて。


廊下を出るとラウールは俺の腕を離した。


白｢ねぇ道枝くん。きっと俺より康二くんを知ってるとわかってるから、教えて欲しい。｣

ラウールの言葉に、頭にハテナを浮かべながら
でもラウールは必死だったから。


白｢.......康二くん、今どこで泣いてると思う？｣


.......？！

康二くん、泣いてるの？

昔は分かりやすいくらいだったのに.....。
隠せる人になっちゃったの？


白｢康二くん、僕の前では泣かないの。泣くように無理やり言って泣くの。｣

ラウールが切なそうな顔で言う。

.......ラウールが、ダメだからじゃなくて

素直に自分から甘えなくなったんだ

あの人は。


ほんまにしんどいときこそ、
甘えなきゃあかんのに。

年下の僕にでも甘えてたやないですか。

ほかのお兄ちゃんたちみたいに上手じゃなくても。


なんで、急にそんな不器用になってるんすか。


.......それが、関西から東京に行くってことやの？


NW桃｢ラウール、お願い。ラウールはそのままでいて。｣

白｢え？｣

NW桃｢康二くんと対等にしてあげて。そしたら、いつかラウールにも甘える本当の康二くんになるから。康二くん、そんな人やねん。｣

絶対的にお兄ちゃんでいなきゃ行けない時とは
環境違うんはわかる。

でもな康二くん。
最年少にこんな顔させたらあかんよ。

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