好き、嫌い、好き 3 (ページ15)

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眠ってしまったことは
私の頭の中で後悔したけど
翔太は私を求めてくれて。

毎日のようにバイトの送り迎えをしてくれる翔太。

でも1度も私の家に寄ることはなくて。

勇気振り絞って誘ったこともあるけど
でも、翔太は来なかった。

翔太なりに考えてくれてるのも分かってたし
私もそれだけの関係は嫌だった。

カレカノの感じはわからないけど
でも今日だけは一緒にいたかったの。
繋がりが欲しかったの。

翔太と繋がってる。
それだけで嬉しくて。

求めるように翔太に抱きつく。

『翔太……ありがとうっ……』

私の言葉に、繋がりながら
きつく抱きしめてくる。

｢俺も彩欲しかったんだよ…。彩は俺の彼女でしょ？｣
『……っ、うんっ……』
｢じゃあ、今はちゃんと気持ちよくなって。｣

そう言うと同時に激しくなって。

翔太を求める私の気持ちもさらに
大きくなって。

セフレなんかの時より
今の方が気持ちよくて。

翔太をさらに愛しく思って。

翔太が私をきつく抱きしめて
欲望を吐き出せば、
私はさらに快感の底に落ちていった。

お互い息を整えながら
抱きしめあって。

このまま寝るのだろうと思ったら
翔太は新しい壁を己に付けながら

｢ごめん。今日は止まれない。｣

切なそうで申し訳なさそうな顔をした
翔太に抱きついて。

『……壊さないでね。』
｢そこそこにする。予定。｣

そう言いながら翔太は
自分のものを私の方へ流し込んできて

私は、翔太から送り込まれる快感に
また飛ばされないようにしながら
しがみついていた。

でもこんな快感知らない。
激しい快感の波に何度も声を上げてしまう。

そのくらい、愛を知った快感は初めてで。

翔太も赤い跡はつける余裕もないようで
何度も私の奥を責め立ててくる。

『しょ……うた……もう、変になるからっ……ねぇ！』
｢なれよ……俺はもうなってるよっ！｣

翔太の言葉だけで私はもっと
欲しくなってしまって。

送り込まれる快感にどうしていいか分からなくて。
それでももっと欲しいとしがみついて。

何度も打ち込まれて私は痙攣して、
翔太は苦しそうに声を上げると
壁越しに欲望を吐き出してるのを感じた。

『しょ……うた……すき……』

私の言葉が届いたかどうかもわからない。

翔太……
私を彼女にしてくれてありがとう。
十分な幸せを噛み締めながら
私は翔太に頭を撫でられて
ゆっくり目を閉じた。