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｢彩は何か困ってる事ないか？｣
毎回聞いてくるお義父さん。
『うん、大学もプライペートも楽しく生活してるし、困ってることはないかな。』
毎回答える私。
いつものやりとにくすくす笑う
お義母さんと郁人くん。
｢この会話意味あるのか？くらい毎回やってるね。｣
『お義父さんが心配性すぎるんだよ。』
｢こんな様子じゃ彼氏なんて連れてきたら彩大変ね。｣
すると、郁人くんとお義父さんが同時に
「｢ぜっったい許さん！！」｣
『えー……あの、私も年頃なんですけど…。』
｢ダメったらダメ。｣
｢俺の屍を越えられる男じゃないと許さん。｣
ほんとに可愛い2人だ。
最近やけにそっくりだし。
｢郁人は仕事どうなんだ？｣
｢お陰様で順調。親父の土台でやらせてもらってるんだから、特に問題ないよ。｣
｢若社長なんて言われて調子に乗るなよ。｣
｢そこは昔から厳しくされてたんで問題ないです。｣
仕事の話になると
急にキリッとするのも
本当に似てる。
｢彩は就職どうするんだ？｣
『あー、どうしようかなって。まだ悩んでるんだよね』
｢うちで働くか？｣
｢えー、俺の秘書とかどう？｣
いつもこの話になるけど
私はほんとは飲食関係やりたい。
でも、大学まで出たのに、
って、なんか言われそうだし。
具体的なことが決まるまでは
何も言わないでおこうと決めている。
みんなで食事をしながら、
気づけば終了時間。
｢彩、次は何が食べたい？｣
『うーん、お寿司かな。』
｢じゃあいいお店探しておくわね。｣
3人にそれぞれハグして
私はホテルから離れていった。
1人で帰路に向かうPM4:00
｢……は？｣
『げっ？！』
そこには
あのうるさい3人組のうちの1人。
｢……馬子にも衣装。｣
『うるせえ目黒蓮。』
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作者名：SNOWSNOW
| 作成日時：2019年9月12日 0時
