こっち向いて！太陽 4 (ページ26)

今日:6 hit、昨日:37 hit、合計:108,048 hit

バレンタインページ26

side Blue

『バレンタインキッス～♪』

なんだか康二が上機嫌。
イベント事が起きる度に上機嫌なのは知ってるけど、ただ今テレビ局の廊下をスキップしています。

黒「…いつものバレンタイン前の康二と違うね？」

白「だよね、俺もそう思った。」

青「いつものバレンタイン…？」

黒「俺らに何あげようって真剣に悩んでるんのがいつもの康二。」

白「そして今の康二くんは俺らにあげようと思ってない。」

青「……へ？」

毎年真っ赤な顔になって俺らにくれるのが可愛いのに？！

黒「なんだろう…誰かと約束したのかな…」

白「……誰だと思う？」

黒「康二って思ってるより人脈広いからな…。」

白「くそぉ…え、藤井くん？椿くん？大穴の影山くん？」

黒「知ってるか？最近影は可愛がられてるから大穴じゃないんだぞ。」

白「大穴誰だよおおお！！！」

黒「ラウ、落ち着け。大穴が大事じゃなくて康二が誰に渡されるかだろ！」

白「ああああ、康二くんが誰かのものに……。」

そうだよ、康二が誰かのものに。

正直全然ピンとこない。
だって皆に愛される康二だし、
それを良しとしてる康二だし。

新しい誰かが出来たのか？
かわいい女の子なのか。
かっこいい男の子なのか。

俺らに全然教えてくれないけど、
元々秘密なところは秘密な人でもあるしなあ…。

青「…とりあえず、当日待つしかねぇんじゃね？」

白「………康二くんはぜったい僕にはくれるもん。」

くっそ、たしかにラウには激甘だからくれるだろうけど！

黒「ねぇ、知ってる？俺にも激甘……」

青「知ってるわ！！！！」

年下には激甘お兄ちゃん康二くんなの俺ら年上組は知ってるわ！！

黒「でも康二独り占めするやつがどんなやつかは気になるよね。」

白「俺らが認めないやつはだめ。絶対だめ。」

そして年下に愛されすぎて束縛されまくってる康二である。

青「その相手が俺だったとしたら……」

黒「しょっぴー嫌い。」

白「しょっぴーが康二くん守れるの？不安なんだけど？」

ほらね…。

青「つーかお前ら失礼じゃね？」

黒「つーか康二は俺のだし！」

白「めめのじゃないし！」

ツンデレたちはツンデレたちの中では康二大好きになります。
ツンになるのも…相手が相手だからね。
誰にも笑顔で可愛くて優しいやつだから…俺らに特別感欲しいのよ。

そんな気持ち絶対気づいてないよな。

青「…当日こえーな。」

黒・白「「それな。」」