こっち向いて！太陽 4 (ページ18)

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side Blue

康二をベッドにそっと下ろしたラウール。
先生が色々診てくれて言われたのは「貧血と過労」。

赤「……ちゃんとご飯食べさせないとな…。」

白「康二くん、ちゃんと寝れてないのかな…。」

2人が心配そうに不安そうに呟くから俺はしっかりしなきゃ、と思ったけど、康二心配なのは変わらないから、上手く言えなそうで俺は口を閉ざした。

忙しいくせに俺にも構ってくれて、優しくしてくれるコイツを。俺もちゃんと守りたいんだ。

青「…今日、俺が康二の家に行く。」

赤「はぁ？」

白「…え？？」

お前らの反応失礼じゃねえか？

赤「翔太…康二のご飯作れるの？」

青「っうっ！」

白「康二くんが逆に気を遣うじゃん。ご飯作るのは康二くんになりそうじゃん。」

青「ううっ……！！」

しょっぴーやからやるんよ、なんて言うけど元々康二はおもてなしが好きな人なのもあって、家にお邪魔すると色々してくれる。
てか俺ん家来ても何かしら必ずしてくれる。
……確かに俺邪魔じゃね？

赤「じゃあ俺が行けば…。」

白「だてさん！！康二くんの胃袋掴むのやめてええ！！！」

くっそ、涼太ずるいぞ！
俺だって何かしらで掴みたいわ！！！

白「ここは僕が行くのが……。」

赤、青「「ダメ。」」

白「なんでえええ！！！」

赤「翔太よりいいかもだけど、ラウールも康二が甘やかす人だから。」

青「つーか俺より甘やかすでしょ。ラウール可愛い可愛いなんだから。」

白「えへへっ♪」

赤「喜ぶのはいいけど看病要員には向いてない。」

白「ちっ！！！」

青「おい、今の可愛くないぞ。康二が泣くからやめなさい。」

ラウールが可愛くて仕方ない康二は、ラウールが何してもニコニコ受け止める。
たまーにきつく言われた康二がお目目うるうるさせて、それを見てラウールが喜んでいるという、ラウこじはなんとも言えない関係性である。

赤「まぁ、あっちはあっちで誰が看病するか話し合ってそうだけどね。」

青「……でもあいつら忙しいのが多いでしょ。」

白「とりあえずめめはダメ。絶対だめ。」

赤、青「「同意。」」

目黒は危険。あっ、あとふっかもダメ。

赤「んー、あの中なら阿部が安全か？」

青「バカ。何だかんだあいつも危険なんだぞ。」

白「康二くんに関して安全な人なんていないじゃん。」

赤、青「「確かに。」」