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side ふっか
翔太のセリフがあまりに
かっこよすぎてさ…。
俺は何も言えなくなって。
たぶん、佐久間も、目黒もおなじ。
「なんだよ、おかしいこと言ってないだろ。」
「翔太くん、俺彩にキスしたんですよ？それでも、嫌いになりませんか？」
目黒がおずおずと聞くけど、それさっきも言ったしな笑
「大丈夫、そこにいるふっかも彩にキスしたし。」
「ええ？！なんで知ってるの？！」
俺の言葉に翔太は、ふはっと笑って。
「勘で言っただけなんだけど？してたの？」
ええ、…まじか。
佐久間は腹抱えて笑ってるし、助け舟はない。
「へー？ほー？それであんなに彩に近く居たのかー？」
「いや、あの、ごめんって。…ごめんしか言えねえじゃんよ。」
俺の言葉に笑ってる翔太。
「別に仕方ねえよ、相手は彩だし。でもそれされると傷つくじゃんか。そこだけは分かってくれよ。彼女募集中の深澤くん？」
嫌味を混ぜる翔太
くそ、余裕あるなこいつ。
「…彩はまだ愛とかそういうのわかってねぇんだよ。大事なものを大事にしようとしか思えてねぇんだよ。…自分はどうでもいいやつなんだ。それって正しいか？お前らなら分かるだろ？あいつは、大事だろ？」
翔太の言葉に、今までの彩の対応が
正解に見えてきた。
あいつは自分を1番に考えないから。
きっと翔太への愛とか、俺に対する
対応とかも人より遅れてるんだよな。
「大事だよ。」
「大事じゃなきゃ、好きにならないだろ。」
「彩は俺の癒しだもん、あんな顔！見たくないよ！」
そう、彩は考えすぎちゃうからさ。
解放させてやらないとね。
「…わかった。俺も頑張る。｣
「……お前ほんと……彩のこと頼むよ。」
手を握りしめながら返す俺。
「彩のそばにいてくれるのが翔太くんでよかったです。」
切なそうに嬉しそうに笑った目黒。
「……そこまで言うなら必ず彩を戻してよ。まじで。」
今まで見た事ないくらい男前の佐久間。
「男同士の約束だ。安心してて。」
翔太の言葉に、
俺ら3人安心したんだ。
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作者名：SNOWSNOW
| 作成日時：2020年2月21日 23時
