好き、嫌い、好き 4 (ページ3)

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2人でベットで久しぶりに横になる。

｢疲れたろ？病み上がりに泣かせてごめんな。｣

『ううん、多分知恵熱みたいなもんだから....。考えすぎてたし。』

｢まぁ、こんなことは二度と起きては欲しくないけど、とりあえず、お前はマジで自覚もて。｣

『.......はい。ごめんなさい。』

｢もういい。気にしないことにした。｣

『.......ん。嫌な気持ちにさせてごめ.......』

謝ろうとしたのに、私の唇を翔太は塞いだ。

｢.......消毒したからもういい。俺のだって、わかるからいい。｣

『っ.......んっ。ありがとう。』

｢うん、これからもそうして。｣

『え？』

｢ごめんなさいが大事な時もあるけど、ありがとうもちゃんと大事にしてこう、な？｣

私の頭を撫でる。

その感触が心地よくて、私は翔太に
もっと抱きついた。

｢あー彩ちゃん.....？｣

『.......え？』

｢あんまりくっつかれると、理性が飛ぶんでやめません？｣

『.......いいよ。飛ばして。』

｢っ！病み上がりじゃん！｣

『でも、欲しいんだもん。翔太。』

頑張って自分から誘ってみる。

多分顔は真っ赤だろう。

翔太は大きくため息をつくと、
私の上にかぶさってきた。

｢今日は多分止まんない。俺だって、嫉妬するし。｣

『ふぇ.......』

｢煽ったのはお前。責任、取れるよな？彩。｣

そんなことを耳元で言ったかと思えば
すぐに唇を奪われる。

優しいのに激しいキスに、私は溺れた。

その日、言葉通り意識を飛ばすまで
体中に跡を付けながら
翔太は私を責め立てた。

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『.......んぅ.......？』

圧迫感がすごい。

そりゃそうだ、塩顔イケメンシナ〇ロールが
私をきつく抱きしめていた。

抜け出そうと試みたけど、
さらにきつく抱きしめられ、
なかなか抜け出せない。

『.......翔ちゃん？』

私が声をかけると、
目をゆっくり開く翔太。

｢寝起きにやめろ、翔ちゃんは。｣

『ごめん、そうでもしないと起きないと思って。』

｢.......やだ、離れない。｣

ぎゅうううう！という効果音がつくほど
抱きしめる翔太。

『いや、あの、私トイレに行きたいのですが.....。』

｢一緒に行く...。｣

『うぉい！私そんな趣味ねぇよ！』

｢やだ、彩といるのっ！｣

な、なんだこの5歳児は。

抱きつきながら、胸に顔を埋め、
また寝ようとしてるではないか。

私は翔太をたたき起こし、
無理矢理這い出ててトイレに行った。

.....まぁ、可愛いんだけどね。